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ドコモ、300Mbps対応のAQUOSや4KディスプレイのXperiaなど冬春モデル13機種を発表

2015.09.30

Updated by Naohisa Iwamoto on 9月 30, 2015, 21:42 pm JST

NTTドコモは2015年9月30日、2015-2015冬春モデルの新製品と、新サービスを発表した。新製品はスマートフォンが10機種、タブレットと従来型携帯電話、モバイルWi-Fiルーターが各1機種の合計13機種。最大300Mbpsの「PREMIUM 4G」に2機種が対応するほか、4Kディスプレイを搭載した世界初のスマートフォンもラインアップした。

▼世界初となる4K対応ディスプレイを搭載する「Xperia Z5 Premium SO-03H」を紹介するNTTドコモの加藤社長20150930_docomo001

発表会に登壇したNTTドコモの加藤薫社長は、「『いつか、あたりまえになることを。』をキャッチフレーズにしている中で、今日の新サービスや新商品も、いつかあたりまえになる日が来ると考えている。その1つが4Kディスプレイの搭載であり、また1つが300MbpsのPREMIUM 4Gへの対応だ」と語った。4K表示が可能なディスプレイを搭載するのは「Xperia Z5 Premium SO-03H」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、300MbpsのPREMIUM 4Gに対応するのはスマートフォンの「AQUOS ZETA SH-01H」(シャープ製)、モバイルWi-Fiルーターの「Wi-Fi STATION N-01H」(NEC製)。こうしたハイスペックモデルから、入手しやすい値ごろのモデルや従来型携帯電話まで、幅広いラインアップを用意した。

PREMIUM 4Gの300Mbpsへの対応は、全国380都市で11月上旬に予定している。2015年度内には600都市へと300Mbps対応を拡張する計画。加藤社長は、「PREMIUM 4Gの提供で、東京の山手線の主要6駅の最繁時の実効速度が平均で4倍に向上している。300Mbps対応でさらに実効速度を高め、いつでもどこでも快適なネットワークを提供するのがドコモの使命」(加藤社長)と語る。

▼最大300Mbpsの「PREMIUM 4G」に対応する「AQUOS ZETA SH-01H」と「Wi-Fi STATION N-01H」2機種20150930_docomo002

新製品の特徴としては、生体認証に対応した機種が増えたことも挙げた。虹彩認証は「arrows NX F-02H」(富士通製)が対応、指紋認証は前述の「AQUOS ZETA SH-01H」、「Xperia Z5 Premium SO-03H」に加え、「arrows FIT F-01H」(富士通製)、「Xperia Z5 SO-01H」「Xperia Z5 Compact SO-02H」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)の5機種が対応した。生体認証とドコモサービスの連携も進め、ドコモ ケータイ払いでの支払い時に生体認証を利用するとパスワード入力が不要になるほか、12月には新サービスの「dポイント」にも適用するという。また、高品位な音声通話が可能なVoLTEの海外対応も、国内キャリアでは初めて10月7日に提供する。まずは韓国のKT Corporationと協力し、ドコモのVoLTE対応端末で、韓国内相互または日韓の通話がVoLTEで可能になる。

新サービスとしては、工芸や料理、アウトドアなどの体験ができる「すきじかん」の開始をアナウンスした。陶芸、そば打ち、乗馬、クルージング、フラワーレッスン、スパ・エステなど約300種の多様な体験をメニューに用意し、ユーザーの「好きな時間」を体験してもらおうというもの。サービス利用者には毎月「すきじかんマガジン」の名称のサービスカタログが届けられ、自由な体験を選択して楽しんでもらう。料金プランは、月額6000で毎月チケットが1枚届く「チケット1枚プラン」と、月額1万1000円で2枚届く「チケット2枚プラン」がある。有効期間は6カ月で、2枚のチケットを使って夫婦や友人と楽しむことも可能だ。

▼「すきじかん」でそば打ちを体験した様子を紹介する加藤社長20150930_docomo003

バリエーションを豊富に用意した冬春モデル新製品

●Xperiaシリーズ(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)
Xperiaシリーズは、3機種を冬春モデルにラインアップし、「Xperiaで3機種揃えたのはドコモだけ」(加藤社長)と品揃えをアピールする。いずれも0.03秒の高速オートフォーカスに対応するカメラで、スムーズにピントが合う。「Xperia Z5 Premium SO-03H」は、4Kディスプレイを搭載する世界初のスマートフォン。HDなどの映像でも4Kの解像度にアップスケーリングすることで、高解像度ディスプレイの効果を発揮できるという。「Xperia Z5 SO-01H」は使いやすさとハイパフォーマンスをバランスさせたXperiaシリーズのフラッグシップモデル。「Xperia Z5 Compact SO-02H」は、Xperiaの高い性能や豊富な機能を4.6インチのコンパクトなボディーに詰め込んだプレミアムコンパクトモデルとの位置づけだ。

●AQUOSシリーズ(シャープ製)
AQUOSシリーズからは2機種。いずれも高速なネットワーク性能に加えて、ディスプレイには従来の2倍の120Hzで駆動するハイスピードIGZOを採用し、なめらかでくっきりした映像を表現できる。1つが300MbpsのPREMIUM 4Gに対応する「AQUOS ZETA SH-01H」。自撮りの高品質化にも対応するためインカメラは800万画素へと高画素化、従来は約80度だった画角もよりもワイドな約100度へと拡大した。「AQUOS Compact SH-02H」は、4.7インチディスプレイの採用とフレームがスリムな「EDGEST」デザインにより、片手での使い勝手を向上させた。貼り替えられる「ニュアンスシート」により、背面のイメージを手軽にカスタマイズできる点も特徴だ。

●arrowsシリーズ(富士通製)
arrowsシリーズも2機種を用意する。「arrows NX F-02H」は、画面を見るだけでロック解除などが可能な虹彩認証「Iris Passport」を採用する。フルHDの1.8倍の画素を持つ5.4インチのWQHDディスプレイ、0.14秒の高速オートフォーカスなどの機能を搭載するほか、傷がつきにくいコーティングなども採用した。「arrows FIT F-01H」は5インチのディスプレイを採用しながら、本体幅を69mmに抑えて手へのフィットを高めた。ディスプレイは有機ELで、鮮やかで美しい色調を再現する。両機種とも、米国防総省のMIL規格に準拠した耐衝撃性などを持ち、日常の様々なシーンで安心して利用できる。

●Galaxyシリーズ(サムスン電子製)
Galaxyシリーズでは、大型画面を搭載する「Note」シリーズの提供が見送られた。ドコモが提供するのは、アクティブな利用でも安心して使える「Galaxy Active neo SC-01H」。米国防総省のMIL規格の21項目に準拠するほか、メーカー独自試験として4項目もクリアし、汚れた場合には水道水で水洗いも可能だ。手袋をしたままでも操作可能な高感度タッチパネル、操作しやすいハードキーを備えるなど、多くの人が日常生活でも便利に使えるスマートフォン端末に仕立てた。

●Disney Mobile
「Disney Mobile on docomo DM-01H」(シャープ製)は、ディズニーパークの世界を手の中で楽しめるディズニーモデル。「メインストリート」「ファンタジーランド」「トゥモローランド」「アドベンチャーランド」の4つの世界をテーマとして用意する。ライブ壁紙からイルミネーション、着信音などをディズニーのコンテンツで飾ることができる。アニメーションと連動するスマホピアスも付属する。ディスプレイは4.7インチと手頃な大きさのIGZOを採用する。

●Nexusシリーズ
グーグルの最新スマートフォン「Nexus 5X」(LG Electronics Japan製)もドコモから提供する。262.5MbpsのPREMIUM 4Gに対応するほか、VoLTEによる高品位通話も可能。Android 6.0の最新プラットフォームをいち早く体験できる。

▼13機種34色とバリエーションが豊富なラインアップで冬春商戦に臨む20150930_docomo004

●その他の端末
ドコモケータイとして「P-01H」(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)、ドコモタブレットとして「dtab d-01H」(ファーウエイ製)、データ通信製品として「Wi-Fi STATION N-01H」(NEC製)をラインアップする。P-01Hは、3.4インチの大画面に超大文字の採用で見やすさがアップ。端末の開閉や歩数計、電池残量などの情報から携帯電話の利用状況を離れて暮らす家族などに伝える「みまもりメール」を搭載する。dtab d-01Hは10.1インチの大画面タブレット。音響メーカーのharman/kardonの音響技術と4スピーカーの搭載で臨場感あるクリアな音を楽しめる。手書き文字を外国語に翻訳する「てがき翻訳アプリ」も搭載する。Wi-Fi STATION N-01Hは、最大300MbpsのPREMIUM 4Gに対応したモバイルWi-Fiルーター。クレードルにLTEのアンテナを搭載することで、クレードルに装着した際の受信感度を高め、屋内での利用の快適性を向上させた。

【報道発表資料】
2015-2016冬春モデルの13機種を開発・発売
「すきじかん」を提供開始
国内の通信事業者として初めて、VoLTE海外対応を開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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