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アップル、中国で来年2月までに「Apple Pay」提供を計画(WSJ報道)

2015.11.25

Updated by WirelessWire News編集部 on November 25, 2015, 12:59 pm UTC

アップル(Apple)が、同社のモバイル決済サービス「Apple Pay」を2月上旬までに中国市場でリリースする計画を進めているという。WSJが情報筋の話として米国時間24日に伝えた。

WSJによれば、アップルは中国の旧正月にあたる2016年2月8日までに同サービスをリリースしたい考え。そのために、同社はすでに中国の国営銀行大手4社と契約を結び、アップル製品ユーザーが各行に持つ銀行口座をApple Pay用に使えるようにする準備を進めているという。ただし、金融や商取引に関係する規制当局との話し合いはまだ済んでおらず、目標時期までにサービスを開始できない可能性も残っているという。

WSJによると、アップルは同サービスの投入に向けて、昨年6月には上海の自由貿易区にApple Pay関連の現地法人を設立していた。また昨年秋には、アリババグループ(Alibaba Group)会長のジャック・マ(Jack Ma)氏が決済関連分野でのアップルとの協力に関心があるとする発言を行っていたことも報じられていた。

WSJは調査会社Analysys集計のデータ(2015年第2四半期)を引用しながら、中国のクレジット/デビットカードの市場では、国営のユニオンペイ(UnionPay)が独占的な地位を占めるいっぽうで、電子決済分野ではアリババの「Alipay」が45%のシェアを、またテンセント(Tencent)の「Tenpay」が19%のシェアをそれぞれ抑えていると記している。

Apple Payの利用手数料としてアップルが受けとる料率・料金は、米国ではクレジットカード決済で0.15%、デビット決済で1回につき0.5セントとなっているが、いまのところ中国での手数料がどの程度になるかなどは明らかになっていないという。

中国市場はアップルにとって売上全体の約25%を占める規模に成長しており、売上の伸びも前年比約2倍と他の地域のそれを大きく上回っている(2015年7-9月期)。また「iPhone」に対する人気も非常に高く、調査会社IDCが10月下旬に発表していたレポートでは、7-9月期にiPhoneのシェアがスマートフォン出荷台数全体の19%に達していたとされている(このレポートを採り上げたApple Insider記事には合計台数は記されていないものの、9月中のiPhone販売台数が推定700万台に達していたとの一節がある)。

中国市場でApple Payによる支払いが普及・定着すれば、旺盛な購買意欲で知られる中国人観光客などが、旅行先でも同サービスの利用を望むことも考えられ、Apple Pay提供開始の影響は同国内だけに留まらない可能性もある。

【参照情報】
Apple Pay to Launch in China by February, Sources Say - WSJ
Apple plans to launch Apple Pay in China by February: WSJ - Reuters
Apple's iPhone 6s awarded top smartphone sales share in China, outpacing Xiaomi, Huawei - Apple Insider

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