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スターシップ・テクノロジーズ(Starship Technologies)という欧州のベンチャーが、同社で開発した商品配送用小型ロボットの運行実験をまもなくロンドンで開始する、というニュースが先ごろReutersでなどで報じられていた。

この6輪走行ロボット、買い物袋2つほどの荷物を積むことができ、最長約1.7マイル(約2.7キロメートル)離れたところまで到達可能。また買い物客側ではスマートフォンを利用して、配達時間の指定、配送中のロボットの所在確認、到着したロボットのトランク解錠などを行うという仕組み。買い物客にとっては受取時間が細かく指定できる(注文した商品受け取りの待機時間短縮)メリットがあり、事業者にとっても配送に関わる人件費や車輌関連経費の削減につながるメリットがあり、さらに電気で動くので二酸化炭素排出量の抑制も期待できるという。

盗難防止対策については、まず特別なツール(工具)がなればトランクが開けられない工夫がしてあり、また内蔵GPSで所在を確認できるのでロボットごと盗まれても在処を突き止めやすく、さらに非常時に備えて人間が内蔵カメラ経由で遠隔監視し、ロボットに内蔵されたスピーカーから周囲に警告を発することも可能などとされている。トランクのなかに含まれる商品が比較的安価な食料品や日用品とわかっていれば、手間暇かけてまで盗ろうとする人間はそうはいないという計算が働いているのかもしれない。

これほどゆっくり動くロボットを、高速で自動車や自転車が行き交う大通りで走らせるわけにはいかないため、スターシップではまず郊外の住宅地などで実験を行う予定だという。

なお、スカイプ(Skype)の共同創業者らが立ち上げたスターシップではこの地上を走る小型ドローンについて、「空を飛ぶものよりも安全で、その分社会に受け入れられやすいはず」などと説明している。

【参照情報】
Self-driving delivery robot could be Santa's new helper - Reuters
Here come ground-based drones - Sydney Mornign Herald
Forget drones: Skype co-founders to test 'Starship' robot buggy that can deliver your shopping in just 30 minutes - DailyMail

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