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ドイツの大手自動車メーカー3社が昨年共同で買収した元ノキア(Nokia)の地図事業「HERE」に関し、アマゾン(Amazon)とマイクロソフト(Microsoft)がそれぞれ同サービスのバックエンド部分を支えるクラウドコンピューティングの提供を視野に入れて、HEREと交渉を進めているという。Reutersが米国時間1日、情報筋の話として報じている。

昨年ドイツのアウディ(Audi)、ダイムラー(Daimler)、BMWの3社が買収したHEREでは、買収作業が完了した12月に、将来に向けた構想として、リアルタイムのドライバーデータ収集・活用などを採り入れながら、自動運転車の走行にも応用できる新技術の開発を行っていく考えを明らかにしていた。Reutersによると、アマゾンやマイクロソフトが狙っているのは、3社の車輌に搭載されたセンサーなどから集まる膨大なデータを処理するためのクラウドコンピューティング部分の受注。なお、この話題に触れたSeattle Timesでは、HEREは米シアトルにも拠点を設けていると記している。

Reutersによれば、アマゾンはHEREへの出資にも関心を示しており、自社のクラウドコンピューティングサービスがHEREに全面的に採用されることになれば、同社の株式を取得する可能性もあるという。いっぽう、マイクロソフトもHEREとの密接な連携に関心を示しているという。

なお、3社はHERE事業におけるパートナー企業を積極的に募っており、自動車メーカーのルノー(Renault)やフォード(Ford)、部品メーカーのコンチネンタル(Continental)などが同連合への参加や株式の取得に関心を示しているという話も報じられている。

マイクロソフトは過去にフォードの車載情報システム「Sync」の開発で同社に協力した実績がある。いっぽう、アマゾンは今年1月のCESでフォードとの提携を発表し、同社の音声認識/パーソナル・アシスタント機能「Alexa」と「Sync」とを連携可能にする考えを明らかにしていた。

【参照情報】
Amazon, Microsoft look for big data role in self-driving cars - Reuters
Amazon, Microsoft vie for closer ties to digital map firm Here, report says - Seattle Times

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