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A New Morning(Magic Leap)

米マジックリープ、AR技術のティザー動画を新たに公開

2016.04.20

Updated by WirelessWire News編集部 on April 20, 2016, 11:07 am JST

AR(Augmented-Reality)技術や関連ディスプレイなどの開発を手がけるとされる米マジックリープ(Magic Leap)が現地時間19日、同社の技術を紹介する新たなティザー動画を公開した。

https://youtu.be/GmdXJy_IdNw

新たに公開された動画は、これまでのものと同様、マジックリープ製端末を装着したユーザーの視点から見える周囲の状況などを撮影したもので、特殊効果や光学合成などは使って作成されたものではないとされている。この動画のなかでは、「Gmail」「YouTube」「Snapchat」などのアプリが現実の部屋の内部に表示され、またユーザーが天気情報やメール通知、立体的なグラフなどを確認したり、ショッピングを行う様子が捉えている。ただし、ユーザーがどうAR情報を目にしたり、アプリを操作するかなどに関する説明は見当たらない。

また同日には、著名ジャーナリストのケヴィン・ケリー(Kevin Kelly)氏が、謎の多いマジックリープの内部に迫った記事がWIREDで公開されている。ケリー氏はこの記事のなかで、マジックリープの技術について「ユーザーの目に光を投影する方法がユニーク」などとしつつ、具体的な仕組みについての説明は加えていない。ただ、ユーザーはマジックリープが開発する特殊なガラスを通してAR情報を受け取る、あるいはこのガラスの光源からユーザーの目に向けてバーチャルな物体が投影されるなどといった記述は含まれている。

マジックリープは、2014年にグーグル(Google)をはじめとする大手テクノロジー企業や投資ファンドから5億4200万ドルの資金を調達して注目を集めたベンチャー企業。また昨年にはさらに8億2700万ドルの資金調達を実施し、その際には同社の評価額が推定45億ドルに達したことも報じられていた。さらに昨年10月には、同社創業者のロニー・エイボヴィッツ(Rony Abovitz)CEOがWSJ主催のカンファレンスのなかで、同社がフロリダ州南部にある元モトローラ(Motorola)の携帯電話機工場を使いながら、ハードウェア製品をつくろうとしていることや、この製品を数百万台から数千万台単位で出荷する想定であることなどを明らかにしてもいた。

【参照情報】
Magic Leap has created its own HoloLens - The Verge
Magic Leap Shows How It Will Augment Your Day, Yet Questions Remain - WSJ
HYPER VISION - WIRED

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