中国北京、トイレ100ヵ所に無料Wi-Fiアクセスの構築を計画

2016.05.09

Updated by Hitoshi Sato on 5月 9, 2016, 11:00 am JST

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中国の北京市は2016年中に、北京のトイレ100ヵ所に無料Wi-Fiスポットを構築する計画を明らかにした。

北京市管理・環境担当官によると、各トイレに対する工事費は5万人民元~10万人民元(80万円~160万円)である。 同担当官はまた「電気自動車の充電設備、スマホの充電設備、ATMなどもトイレに構築される計画である」と述べ、「トイレの革命」であると称した。

かつて中国のトイレは汚くて、中国人でも入りたくなさそうであった。現在でも、地方のトイレはとんでもなく汚いのだが、北京や大都市ではだいぶ改善されている。さらにそのトイレで無料Wi-FiやATM、スマホの充電器などが設置されると、だいぶイメージも変わってくるだろう。そうなることで、利用者もトイレを清潔に使おうという気持ちになるという副次的な効果も狙っているのだろうか。

果たしてトイレで無料Wi-Fiのニーズがあるのだろうか?トイレで無料Wi-Fiということは、個室に入ったままずっとスマホをいじっているということなのだろうか…それしか考えられないのだが。

たしかに、誰にも邪魔されずに、パケット代も気にせずにスマホは使えるかもしれない。だが、いつまでもトイレの個室から出てこないのでは、かえって混雑するのではないだろうか。個人的には、トイレでの無料WI-Fiは使いたくない。用が済んだらさっさと出たい。

【参考動画】

【参照情報】
Beijing’s latest toilet revolution ・enters the digital age
Beijing Plans To Build 100 Toilets With Free Wifi Throughout City For “Toilet Revolution”
Beijing to Begin Construction of 100 Toilets with Free WiFi

WirelessWire Weekly

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

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