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売却か資金調達か - 米リフト、有力投資顧問会社と契約(WSJ報道)

2016.06.28

Updated by WirelessWire News編集部 on June 28, 2016, 13:18 pm UTC

米ライドシェアリング市場2位のリフト(Lyft)が、テクノロジー分野の大型M&Aなどを手掛けることで知られる投資顧問会社のカタリスト・パートナーズ(Qatalyst Partners;以下、カタリスト)と契約したことが明らかになったとWSJが米国時間27日に報じた。ウーバー(Uber)を相手に競争を続けるリフトの「売却先探し」の可能性も浮上しているという。

WSJでは、カタリストの創業者であるフランク・クアトローネ(Frank Quattrone)氏が、大手の自動車メーカーを含む複数の企業と接触し、リフトの株式取得を打診したとする情報筋の話を伝えている。ただし、リフトが自社の売却を狙っているのか、それとも新たな資金調達を進めようとしているだけなのかは不明だという。

リフトは、今年はじめに米GMとの提携を発表し、GMから最大5億ドルの出資を受けることを明らかにしていた。また昨年12月には、中国のライドシェアリング最大手であるディディ・チューシン(Didi Chuxing)やアリババ(Alibaba)、楽天などから合わせて10億ドルの資金を調達し、同社の評価額は55億ドルに達していた。ただし、リフトは資金力などで自社をはるかに上回るウーバーとの競合を余儀なくされており、そのために同社の経営は赤字続きで、QUARTZによると今年4月には同社経営陣が出資者に対して月毎の損失を5000万ドルに抑える約束をしたこともBloombergで報じられていたという。

カタリストは、1990年代後半から2000年代はじめにかけて、アマゾン(Amazon)やネットスケープ(Netscape)などの株式公開を手掛けたことで知られるクアトローネ氏が、2008年に立ち上げたいわゆる「ブティック」とよばれる投資顧問会社で、HPによるオートノミー(Autonomy)買収や、グーグル(Google)によるモトローラ(Motorola Mobility)買収などの取引に関与した実績があり、今月発表されたマイクロソフト(Microsoft)によるリンクトイン(LinkedIn)買収ではリンクトイン側のアドバイザーを務めていた。

【参照情報】
Lyft Hires M&A Banker Qatalyst Partners - WSJ
Lyft hires investment bank Qatalyst Partners: WSJ - Reuters
Lyft has hired an investment bank best known for helping tech companies get acquired - QUARTZ

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