ソフトバンク、月間20GB/6000円の新データ定額と5GのMassive MIMO採用を発表

2016.09.08

Updated by Naohisa Iwamoto on 9月 8, 2016, 19:41 pm JST

ソフトバンクは2016年9月8日、低料金で月間20GBの高速データ通信が可能な「ギガモンスター」の提供と、最新技術を活用する「5G Project」の第一弾として「Massive MIMO」の商用サービス提供を発表した。Massive MIMOの商用サービスは世界で初めてという。

データ定額に追加する「ギガモンスター」は、SoftBankブランドのサービスで適用される。「スマ放題」「スマ放題ライト」で選べるもので、月額6000円の「データ定額 20GB」と、月額8000円の「データ定額 30GB」の2種類を用意する。9月13日に新規、機種変更のユーザーから順次提供を開始する。これに伴い、データ定額パック・標準(8)、大容量(10)~(30)の新規申し込み受け付けを終了する。

動画の視聴やVRの体験など、モバイルシーンでのデータ通信ニーズは高まっており、毎月のデータ通信量超過に伴う通信速度制限を気にする利用者は多い。そこでソフトバンクでは、月間5GBのデータ定額料金5000円に、1000円上乗せするだけで4倍の20GBを利用できる新プランを提供することにした。音声通話を定額にする代わりに、データ通信料を従量制にしてARPUを確保する戦略から、再びデータ通信料も準定額に近いサービス体系へと転換する。ソフトバンクでは、一度に大量のデータ通信があっても安定して通信できる大トラフィック時代に対応したネットワーク対策などによって実現が可能になったという。

▼SoftBankブランドのMassive MIMOアンテナ(ソフトバンクのプレスサイトより)20160908_softbank001

「5G Project」は、ソフトバンクとWireless City Planningが、第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けて、最新技術をいち早く提供するプロジェクト。その第一弾が、世界初となるMassive MIMOの商用サービス提供だ。9月16日に、全国都市部の100局から提供を開始し、順次拡大する計画だという。

Massive MIMOは、大量のアンテナを備えたアレイアンテナを使い、利用者に電波のビームを絞り込むことで、大容量化を実現する技術。繁華街など混雑により通信速度が遅くなりやすい場所で、ユーザーごとに専用の電波を割り当てることで快適な通信を確保する。最大128のアンテナを備えたMassive MIMOを利用する。端末としては、SoftBankブランドの「SoftBank 4G」、Y!mobileブランドの「4G(AXGP)」対応端末で利用が可能になる。ソフトバンクが都内4カ所で実測したところ、平均でMassive MIMOをオフにしたときの6.7倍のスループットが得られたという。

【報道発表資料】
20GBで月額6,000円!データ定額に「ギガモンスター」登場!
「5G Project」の開始について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。