ドコモ、ドローンによる上空の携帯電話利用で通信品質などを実証

2016.09.12

Updated by Naohisa Iwamoto on 9月 12, 2016, 06:54 am JST

NTTドコモは2016年9月9日、携帯電話を搭載したドローンによる実証実験を同日に開始したと発表した。上空での通信品質の確認や、地上の携帯電話ネットワークへの影響などの検証を行う。

実証実験は、総務省から2016年9月6日に、神奈川県横須賀市における「無人航空機における携帯電話の利用に係る実用化試験局の免許(以下本免許)」を取得したことを受けて実施するもの。ドローンに携帯電話を搭載することについては、画像やデータ伝送に利用したいというニーズが高まっている。しかし、携帯電話ネットワークは主に地上での利用を前提にサービスエリアを構築しているため、ドローンによる上空での利用では通信品質が安定しない可能性や、地上の通信の影響を与える恐れがある。こうした課題を解決するため、総務省は2016年7月13日に、携帯電話などをドローンのような無人航空機に搭載して使うことについて、試験的な導入を行うための省令改正などを行い、今回の本免許につながった。

ドコモはこれまでも、上空での携帯電話の受信レベル測定やシミュレーションによる検証を行ってきた。今後は本免許に基づいて実際に携帯電話を搭載したドローンで、上空の通信品質の確認や地上の携帯電話ネットワークへの影響について検証する。さらに、ドローンの遠隔制御や撮影映像のリアルタイム伝送などについても実験を行っていくという。

【報道発表資料】
ドローンにおける携帯電話の利用に向けた実証実験の開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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