農業 イメージ

個人向けIoTに日本初が続々、スマホで管理する水耕栽培や“なくさない”手袋

2016.11.22

Updated by Naohisa Iwamoto on 11月 22, 2016, 06:58 am JST

パーソナルな生活の分野にも、IoT化の流れが押し寄せている。そうした中で、“日本初”をうたう個人向けのIoT製品が相次いで発表された。水耕栽培をIoTで管理できるキットと、なくさない手袋の提供だ。

水耕栽培キットは、KDDIグループの沖縄セルラー電話が、KDDI総合研究所の技術協力を得て開発したもの。「やさい物語」の名称で、12月中旬に予約を開始、2017年2月下旬に発売する。やさい物語は、リーフレタスやハーブなどの葉野菜を栽培できる水耕栽培キット。キットには、気温、湿度、水位の各センサーとカメラが内蔵されており、スマートフォンアプリから測定したセンサーのデータをグラフで確認したり、栽培の様子を画像で閲覧したりすることができる。異常値を設定しておくことで、スマートフォンアプリで警告するアラート機能も備える。

沖縄セルラー電話は、夏場の葉野菜の安定供給と、沖縄の農業の諸問題の解決を目指して2013年10月から植物工場を運営している。植物工場運営で得たノウハウを生かし、個人向けの水耕栽培キットを発売することになった。スマートフォンから閲覧できるIoT水耕栽培キットは日本初となると説明する。価格は3万4800円(税抜)、全国にはWeb販売、沖縄ではauショップでも販売する予定だ。

なくさない手袋は、パルコが自社で運営するクラウドファンディング「BOOSTER」で先行割引販売をスタートするというもの。クラウドファンディングは「無くさないIoT手袋「MAMORIOグローブ」先行割引販売プロジェクト!」の名称で、12月11日まで実施する。クラウドファンディングの目標金額は30万円。

「MAMORIOグローブ」は、スマートフォンアプリを使って紛失防止タグ「MAMORIO」を内蔵したの位置を特定できる手袋。パルコでは、IoT手袋の提供は日本初だと説明する。MAMORIOを生産、販売する企業のMAMORIOと、パルコブループの専門店事業を手がけるヌーブ・エイがコラボレーションして商品開発した。

手袋に内蔵したMAMORIOにより、なくしがちな手袋をなくしても見つけ出す可能性を高める。プレゼントでもらった手袋や愛用の手袋をなくして悲しみに打ちひしがれるという悲劇がIoTで防げるというわけ。手袋はハリスツイードバージョンとレザー(羊皮)バージョンを用意し、クラウドファンディングでは定価から20%オフの9800円(税込)で販売する。パルコのメンズ雑貨専門店「コレクターズ」では、12月のクリスマスギフトシーズンに1万2744円(税込)で販売を予定している。

【報道発表資料】
日本初、カメラ機能を搭載した家庭用 IoT 水耕栽培キット「やさい物語」の発売について
日本初!「なくすをなくす」IoT 手袋「MAMORIO グローブ」、パルコのクラウドファンディングBOOSTERで先行割引販売をスタート!

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

RELATED NEWS