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駐車スペースを探すのはうんざり、スマート・パーキングの「Spaceek」

2017.11.16

Updated by WirelessWire News編集部 on 11月 16, 2017, 12:00 pm JST

駐車するスペース(space)を探す(seek)のは楽ではない。駐車場にたどり着いても日本なら「満」の1文字、アメリカであれば「FULL」の4文字に落胆することも多い。「空」の文字を信じて向かった少し離れた駐車場が「満」に変わってしまうと、呆然とするほかない。

UCLAのDonald Shoup教授によれば、1927年から2001年にかけての調査で、混雑したダウンタウンでは駐車スペースを見つけるのに3分半から14分かかり、ダウンタウンを走っている自動車の8から74パーセントは、単に駐車スペースを求めて走っていたという(「Cruising for parking」)。

イスラエルのスタートアップ「Spaceek」は、運転者に代わって空きスペースを探してくれるサービスを開発している。スマートフォンのアプリに、近傍の空き駐車場の場所と、駐車場の空きロットの場所が表示される。駐車場に空きがあるかどうかだけでなく、中のどこに空きスペースがあるかまで分かるのだ。

そのためにSpaceekは、センサー内蔵の専用のリフレクターと呼ぶ装置を駐車スペースの路面に設置する。上に車があるかないかを検出して、リフレクター同士が作るメッシュ網や、電柱などの構造物に取り付けるハーベスターと呼ぶ通信ユニット使って、駐車場の状況をクラウドにアップする。また、監視カメラの映像も援用する。

クラウド側では、このリアルタイム情報と過去の履歴を組み合わせ、アプリで運転者を誘導する。運転の目的地に一番近くて、一番安い駐車スペースが案内される。

空きスペースをアプリで見つけた運転者は、そこまでのナビゲーションをアプリにしてもらう。そのため、そのスペースは言うなれば予約済みのような状態になり、近くにいる他の利用者には空きと表示されなくなる。

一定時間の間に予約した人の車がセンサーの上に来なければ、この予約は取り消されて空きになる。こうしないと、遠方から早い時間にたくさん予約されてしまって、スペースが空きのまま空費されるというようなことが考えられるからだろう。

すでに昨年の段階で、イスラエルでのパイロットテストは終えており、今年の8月には140万ドルの資金調達に成功。ヨーロッパや北米市場への展開を模索していると言う。

【参照情報】
Israeli smart parking co Spaceek raises $1.4m
Dog days of summer don’t distract international tech investors
Top 10 Israeli Undiscovered Startups

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