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Coding Bootcampはインチキ資格学校商法か?

Is Coding Bootcamp a scam school business?

2017.08.30

Updated by Mayumi Tanimoto on 8月 30, 2017, 11:55 am JST

去年までは英語圏でバズっていたCoding Bootcampが潰れています。

Coding Bootcampというのは未経験者でも短期間でプログラマになれるというのがウリのカジュアルな感じの専門学校で、ショーディッチとかベルリンとか、いわゆるヒップスターでクリエイティブ系が徘徊しているオシャレエリアで開講していたりして、その周囲にはコワーキングオフィスがあったりします。
学費は高いところだと3ヶ月で150万円ぐらいで、元学校の先生とか、会社をクビになった人が必死になって通っていたりします。

老舗の一つであり、3000人以上の卒業生がいるDev Bootcampはアメリカの予備校最大手のKaplanが買って拡大路線でしたが今年で閉鎖です。the Apollo Education Groupが投資していたThe Iron Yardは15箇所以上に拠点がありましたがこちらも閉鎖。Galvanizeは最近37人解雇という発表しました。

一時期はベンチャーキャピタルが狂ったように投資していた老舗ですら閉鎖されている理由は市場の飽和ですね。

途中買収や撤退もありましたが、今年の時点で全米に95校が展開されていて、生徒は2万3千人ぐらいいます。しかし、学校が雨後の竹の子状態で設立された割には需要がなかったというわけで、要するに日本のインチキな資格商法学校みたいになってしまっていたという顛末です。

企業側が要求するスキルは年々複雑化していますし、ちゃんとしたコーディングやるなら大学の学部レベルの数学とコンピューターサイエンスの基礎がないと「良いコード」はかけませんよね。単にコーディングするんじゃなくて「良いコード」

こんなことは現場はよくわかっているわけで、マトモな会社だと大学なり大学院でコンピューターサイエンスとか理系の勉強をして、それなりの現場で経験積んだ人にしか高い給料は払いたくありません。もしくは小学生の頃からコーディングにとりつかれてる天才系の人を雇う。

ブートキャンプの方は、長い場合は一年、短い場合は数ヶ月で初心者に詰め込み教育するので、結局、ごく初歩的なウェブサイト構築とかコーディングのスキルしか身につかなかったり、言語も一個しかしらなかったり、データ構造とかキューって何かしらないというレベルだったりします。

さらに私が問題じゃないかと思うのは、こういう詰め込み型の教育をしても、業務分析や問題解決スキルは身につかないし、結局は経験がないと現場的にはかなり困るという点ですね。

単に司令されて言われたとおりに作業するだけならインドに投げてしまってもいいわけで、人件費の高い先進国や大都市で、オフィスのスペースを与えて対面で作業して貰う場合、現場としては、付加価値を要求するわけですよね。高いですから。

ユーザー部門やら他の部署、顧客に「こうやれば問題が解決される」という提案含めてコーディングしてほしいわけですけども。

要するにこれってMBAと同じで、戦略論だの競合分析だのを語れても、じゃあいくら稼いできてくれるのという話ですね。

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谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。

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