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国内でセルラーV2X実験、2018年にドコモや日産など6社が開始

2018.01.16

Updated by Naohisa Iwamoto on January 16, 2018, 06:25 am UTC

日本国内で、セルラーV2Xの実験が始まる。コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン(コンチネンタル)、エリクソン、日産自動車(日産)、NTTドコモ(ドコモ)、沖電気工業(OKI)、クアルコムテクノロジーズ(クアルコム)が共同で、2018年に実験を開始するとアナウンスした。

セルラーV2Xは、携帯電話などで使われるセルラー通信を用いて、自動車とあらゆるものをつなぐ通信を行う技術。国際標準化団体の3GPPがRelease 14で規定した端末間相互の直接通信技術を用いる。実証実験は2018年の実施を目指して準備を進める。V2Xの中でも、車車間通信(V2V)、車両と交通インフラの通信(V2I)、車両と歩行者の通信(V2P)には、基地局を経由しないセルラーV2Xの直接通信技術を用いる。また車両とネットワークの間の通信(V2N)については、LTE-Advancedネットワークを用いることを検討している。

実証実験の目的は、5GHz帯を用いたセルラーV2Xの直接通信技術の通信距離、信頼性、低遅延特性の評価と、セルラーV2XとLTE-Advancedネットワークにより通信を相互補完する効果を確認すること。得られた知見を使って、エコシステムの構築や関連企業・団体への働きかけを進めるだけでなく、3GPPの標準化活動において5G(第5世代移動通信方式)の標準化などに貢献することも目指す。

各社の役割は、以下の通り。コンチネンタルが、クアルコムのC-V2Xチップセットを搭載した「Qualcomm C-V2X Reference Design」を使って、日産の車両に実証実験用のコネクテッドカーシステムを構築する。日産は、セルラーV2Xの評価用のテストシナリオの構築と、V2Xのユースケースを選定する。OKIは、V2Iの各種アプリケーションの適用可能性を検証する。エリクソンは、直接通信技術とLTE-Advancedのネットワーク技術を融合したV2Nユースケースを検討。さらにNTTドコモがLTE-AdvancedネットワークとV2Nアプリケーションを提供し、直接通信tネットワークの間で通信を相互補完する関係を実証する。

【報道発表資料】
コンチネンタル、エリクソン、日産自動車、NTTドコモ、OKI、クアルコムが、日本初のセルラーV2X共同トライアルを実施

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。