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英国 ゴミ箱 ゴミ収集 イメージ

ロックダウンから復興する経済の意外な指標となったスマートゴミ箱(他2本)

DX News July 4th week,2020

2020.07.29

Updated by Wataru Nakamura on July 29, 2020, 07:00 am JST

ロックダウンから復興する経済の意外な指標となったスマートゴミ箱【ZDNet 7/3】
イギリス・リーズ市の30カ所で導入されているスマートゴミ箱は、捨てられたゴミを5分の1のサイズに圧縮できるほか、回収が必要になると通知を送る仕組みとなっている。ゴミ収集業務の効率化を目的に導入されたこれらのゴミ箱だが、各地のゴミ箱が満杯になる速度が周囲の経済活動の優れた指標となっていることわかってきたという。このようなデータは、ロックダウン解除後の各エリアの状況の把握や、これに基づく行政や民間企業の意思決定に活用できる可能性が指摘されている。

原文:Talking rubbish: How smart bins are helping one city understand the impact of lockdown

NHS、予想外のテック革命の裏側【ZDNet 7/15】
新型コロナウイルスの流行で医療サービスに圧倒的な負荷がかかることになった英国民保険サービス(National Health Service、NHS)では、ビデオ会議やリモート診療、AIによる病床需要予測など、様々なデジタル施策を導入しながら医療崩壊の防止に努めてきた。短期間で激増した「NHS111(緊急でない医療情報の問い合わせ番号)」へのアクセスに対応するためのサービスのスケールアップ、マイクロソフトのコラボレーションツール「Microsoft Teams」による医療チームの効果的な連携など、コロナ危機に迅速に対応してきたNHSの取り組みをZDNetが取り上げている。

原文:‘There’s no way back after this’: Inside the unexpected tech revolution at the NHS

サムスンとマイクロソフト、不動産業界向けのDXビジネスで協力【Microsoft.com 7/13】
サムスンとマイクロソフトは韓国時間7月13日、不動産開発やプロバティマネジメント産業向けのDXビジネスにおける戦略的提携を結ぶことを発表。両社はマイクロソフトのAzure IoTプラットフォームとプロダクティビティ・クラウド・サービス、サムスンのスマートデバイスと「SmartThings」プラットフォームを組み合わせ、様々なセンサーやスマートホーム家電の情報を集約してAIによって分析することで、商業施設や宿泊施設、住居ビルなどの運営や設備保全、エネルギー管理などの最適化をサポートするという。

原文:Samsung and Microsoft transform real estate and smart property management

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。