WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

ショッピング 店舗 イメージ

アマゾン、実店舗向けに手のひらでの決済を可能にする新技術を開発(他2本)

DX News October 1st week,2020

2020.10.02

Updated by Wataru Nakamura on October 2, 2020, 07:00 am JST

シンガポール政府、デジタルIDシステム向けの顔認証技術で英iProovと契約【ZDNet 9/22】
シンガポール政府は先ごろ、英生体認証関連企業のアイ・プルーヴ(iProov)と契約。国内のデジタルIDシステム向けに顔認証技術の提供を受ける。シンガポールではオンラインで様々な行政サービスを受けられる「SingPass」という仕組みが導入されているが、iProovの生体認証技術「Genuine Presence Assurance」の活用で、「SingPass」は今後パスワードを使わず生体認証スキャンによって本人確認が可能になる。

原文:UK firm to power face verification in Singapore's digital identity system

アマゾン、実店舗向けに手のひらでの決済を可能にする新技術を開発【Fortune 9/30】
アマゾンは米国時間9月29日、実店舗向けに買い物客が手のひらで決済をできる新たな生体認証技術を発表。「Amazon One」と呼ばれるこの技術は、事前に決済手段を登録した買い物客が入店時と退店時にスキャナーに片手をかざすだけで支払いができるもので、すでにアマゾンのシアトル本社近くのキャッシュレス店舗「Amazon Go」ストアに導入されている。同社では今後、この技術を自社ブランド以外の小売店にもライセンスしていきたい考えだ。

原文:Pay with your palm: Amazon launches new tech for brick-and-mortar retailers

パンデミックでデジタル関連の取り組みを強化するシンガポールの大学【CNBC 9/23】
新型コロナウイルスの感染拡大でリモート学習の重要性が高まる中で、シンガポールの大学はAIやVRなどの最新技術を利用した取り組みに力を入れている。たとえばシンガポール国立大学の医学部では、患者のケアや手術に必要な手順を学べる「Pass-It(Patient Safety as Inter-Professional Training)」と呼ばれるVRヘッドセットを利用したバーチャルゲームが導入されており、南洋理工大学やシンガポールマネージメント大学では各学生の学習進捗状況の追跡やコース選択のサポートにAIが活用されているという。

原文:Universities in Singapore try to ramp up their digital efforts in the face of a global pandemic

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。