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プーチンの戦争と日米同盟、石原慎太郎との大げんか

2022.12.21

Updated by WirelessWire News編集部 on December 21, 2022, 07:34 am JST

すべてをひっくり返した玉音放送が、ジャーナリストを志す基点になった

僕はこの4月に、88歳になる。マスメディアの世界に身を置いてからも半世紀をはるかに越える。この間、さまざまなことを見てきた。

小学校(国民学校)5年の夏休みに聞いた玉音放送。2学期が始まり、一斉に大人たちが民主主義を語りだす。これまでの価値観がひっくり返り、もう自分の眼で見たこと、確かめたことしか信じないと誓った。ジャーナリストとなり、いくつもの政局、政争に立ち会い、政治家たちと真剣に本音で渡り合ってきた。戦争や経済危機の最中も、かならず現場に出た。

TVの番組はいまも続けている。マスメディアとともにあり続けてきた今日までを語りたい。

プーチンの誤算とバイデンの苦しみ

2月24日、プーチンがウクライナで戦争を始めた。

あきらかな侵略戦争である。しかし、誰もこの戦争を止められない。欧米西側諸国、国連はすぐに対抗措置、ロシアへの強力な経済制裁を決めた。それでも軍事攻撃は続き、都市は破壊され、避難民と市民の死者は毎日増え続ける。第二次世界大戦終結から77年目。欧州はグローバル化が日常となったこの21世紀にふたたび戦火を見ることとなった。米国バイデン大統領も自国の兵士を戦場に送ることなどできない。すぐさま世論の反発を受け、民主党も今年の中間選挙、次の大統領選での手痛い敗北が必至となる。バイデンも2020年秋のトランプの失敗を見ている。そしていまトランプが復活を虎視眈々と狙っていることも。僕はこの戦争、長期化すると考えている。それはプーチン最大の誤算でもあるのだが。

石原慎太郎は意見が異なる人間を否定しなかった

だからなのか、最近よく思うことがある。石原慎太郎のことだ。石原慎太郎さんは僕より学年で二つ上。今年の2月1日、89歳で亡くなった。石原さんとは、ともかく長い付き合いだった。

最初は僕が一方的に「作家・石原慎太郎」を知った。僕は早稲田で文学部に通いながら、作家を目指していた。そしてある日、『太陽の季節』を読んだ、衝撃だった。すさまじいリアリティ、これまでの価値観を真っ向から粉砕する、強烈な迫力に圧倒された。「とてもかなわない」、僕は作家の道をあきらめた。石原慎太郎に挫折させられた、と言ってもいい。その後、石原さんは政治の世界に入り、僕はジャーナリストになった。

※本稿は、モダンタイムズに掲載された記事の抜粋です(この記事の全文を読む)。
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