グローバルWiFi、空港でルーターを無人で受け取れる「スマートピックアップ」に対応
2016.02.17
Updated by Naohisa Iwamoto on February 17, 2016, 06:32 am JST
2016.02.17
Updated by Naohisa Iwamoto on February 17, 2016, 06:32 am JST
ビジョンは2016年2月16日、同社が提供する海外用モバイルWi-Fiルーターのレンタルサービス「グローバルWiFi」で、空港で人手を介さずにルーターを受け取れる「スマートピックアップ」の提供を始めると発表した。
これまで、グローバルWiFiのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合は、事前予約の後に空港のビジョンのカウンターで受け取る方法のほか、宅配便による配送、対応する渡航先現地での受け取りの方法を用意していた。今回採用する「スマートピックアップ」では、空港に設置したIoTソリューションの「スマート宅配BOX」を利用し、人手を介さずにモバイルWi-Fiルーターを利用者がピックアップできるようになる。
スマート宅配BOXは、エスキュービズム・テクノロジーが開発したIoTソリューション。グローバルWiFiでは、利用者のスマートフォンにスマート宅配BOXの鍵となるQRコードを送信する。空港のロッカーにQRコードの鍵をかざすと、対応するロッカーの扉が開いてモバイルWi-Fiルーターを受け取れる仕組みだ。
利用者は空港のカウンターに並ぶ手間が省けるだけでなく、貸出客が集中する時間帯の混雑を回避できる。スマートピックアップを採用するビジョンは、カウンター人員の削減や利用者の集中する時間帯の対応の軽減など、業務や運営の効率化を目論む。
2016年2月内にグローバルWiFiの羽田空港カウンター(国際線旅客ターミナル到着ロビー2階)に試験設置を予定しており、レイアウトなどの整備後に順次本設置を計画している。
【報道発表資料】
・海外用Wi-Fiルーターレンタル「グローバルWiFi」をスマホキーで受け取れる スマートピックアップに、スマート宅配BOXを採用 ~羽田空港国際線ターミナルでの待ち時間をゼロに~
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。