グーグルは、昨年は展示はしなかったのだが、今年は大々的にAndroidのパブリシティを展開。パビリオンに数十のアプリ・パートナーを集めただけでなく、端末やキャリアなどのパートナーのブースにも、黄緑色のAndroidマークを置き、どこに行っても鮮やかなAndroid緑が目に入る。
MWC開幕前日、プレス向けイベント「ShowStopper」では、展示会本番で埋もれがちなベンチャーや中堅プレイヤーが数多く出典し、競って存在をアピールした。「iPhone、Android、Blackberryと、すべて対応するのは開発者が大変なので、それをなんとかするためのツール」が固まって出ていたのが印象に残った。
2011.02.14
先週金曜日、ノキアがスマートフォンOSとしてWindows7を採用すると発表。その後ノキアの株価が下がったり、従業員が反発するなど、混沌としているが、MWC開幕前夜の記者会見にて、ノキアCEO Stephen Elop(スティーブン・イロップ)が、このディールの戦略的価値について弁護。メディアの理解を求めた。
米国の携帯通信業界団体であるCTIA(Cellular Telecom and Internet Association)では、例年春と秋の2回、展示会を催している。春は携帯業界全般が対象、秋はモバイルデータ通信まわりに特化した「CTIA-IT」という小規模なものである。その展示会の様子をざっと総括してレポートする。
2010.10.29
日本では、次世代携帯に利用できる貴重な周波数帯として、「アナログテレビ跡地」の行方が議論されている。その議論を正しく理解する背景として、ここでは世界の「次世代携帯周波数」が現在どういう状況となっているか、全体を俯瞰してみよう。
2010.08.20
アップルiPhone4のアンテナ問題は、センセーショナルに騒がれた挙句「ケースを無償配布」ということで日本でも決着しつつあるが、厳密に技術的には何がどう問題だったのだろうか。米国のアンテナ専門技術コンサルタント、Spencer Webb(AntennaSys Inc.)氏の実験と解説をもとに、簡単にまとめてみよう。
2010.07.30
中南米で最大市場のブラジルと、第二位のメキシコは、いずれもアメリカ・モビルとテレフォニカの競合を軸としながらも、前者は「アメリカ型」拮抗状態、後者は「日本型」独占的状態という異なる競合環境にある。両者ともに、これまでは携帯音声サービスを提供してさえいればどんどん成長できていたフェーズがそろそろ終わりに近づき、固定と携帯の統合を中心として次の時代への模索を開始している。
2010.07.15