1923年)コペンハーゲンのボーア研究所で「量子力学」に出会うことで日本の現代物理学の基礎を築いた日本人が、後に理化学研究所第4代所長にしてサイクロトロン開発者となる仁科芳雄博士(1890~1951)です。
2025.08.15
今回の「シュレディンガーの水曜日」では、他にも似たような研究をしていた研究者がたくさんいたはずなのに、なぜ飯島氏だけがカーボンナノチューブを発見できたのか、当時の研究体制や飯島氏の思考の軌跡などをご本人から語って頂きつつ、若い研究者に対して研究の進め方に関するアドバイスをいただければ、と考えています。
2023.04.25
第二期「シュレディンガーの水曜日」のプランがようやくまとまったので、それがどんなものなのかをご紹介するのが、3月29日(水曜)に実施する、第二期「シュレディンガーの水曜日」事業説明会です。これはいつものシュレディンガーの水曜日のように、研究者による話題提供を実施するものではありませんのでご注意ください(第二期の講義は4月下旬にスタートする予定です)。
2023.03.08
なぜ私たちは寝なければ生きていけないのか、という基本的なこともあまりよく分かっていません。これらの疑問・難問を解決すべく立ち上がったのが、筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)です。今や世界を代表する国際的睡眠研究機関になったと言っても過言ではないでしょう。木村昌由美さんは、この機関で錚々たる睡眠の研究者たちをマネージする立場にある研究者です。
2022.11.09
今年もノーベル賞を巡る狂騒がスタートします。4日に物理学賞、5日に化学賞が発表される予定です。「シュレディンガーの水曜日」としては、今年の物理学賞・化学賞を受賞した研究について(可能な範囲で)解説を試みる時間にしよう、ということになりました。
2022.09.30
1999年にオーストリアの研究者が、「Wave-particle duality of C60 molecules」という題目の論文をNatureに発表しました。今回の講演では、この論文の詳細を紹介するとともに、私自身の分子薄膜技術についてお話しします。
2022.09.22
岡本さんは鹿児島県生まれの38歳。郷土愛に溢れる九州男児です。慶應義塾大学理工学部および同大学院理工学研究科を修了後、26歳でケンブリッジ大学物理学部にて博士号を取得しました。在学中の研究成果がNature Materialsなどに掲載されました。
2022.09.09
「プロトエイリエン・プロジェクト」は、2019年に久保田先生(他2名)によって始まりました。このプロジェクトが作った作品「FORMATA(冒頭の写真)」は、水のないミニ惑星における、地球外的で、活動的で、自発的な実体です。
2022.09.02
環境中には様々な化学物質が存在していて、これが私たちに影響を及ぼすとき、まず初めに化学物質と受容体の結合がおこります。「受容体」がキーワードです。松島研究室はビスフェノールAが非常に強く結合するエストロゲン関連受容体γ型を発見、さらに、ユニークなエストロゲン受容体応答特性を示すハロゲン含有の新世代ビスフェノール(ビスフェノールAF)を見い出しました。
2022.08.26
関先生の目下の関心事は「電子共役概念の変革」です。「有機化学に基づく分子性物質の設計・分子間空隙の制御・凝縮相における熱ゆらぎ抑制により、新しい分子間電子共役を達成しつつ、最先端の機能物性科学的評価手法により、得られた高密度共役物質の優れた電子伝導やスピン輸送、特異な電子相関や局在状態に関わる未踏機能を実現する」ことなのだそうですが、なんだかよくわからないので、詳細は8月3日のシュレディンガーの水曜日でお聞きすることにしましょう。
2022.07.29