この週はLTEに関連するニュースが集中した。イー・アクセスの「EMOBILE LTE」が最大75Mbpsとうたった広告に対して、消費者庁が不当表示にあたるとして措置命令を下した。一方、NTTドコモはLTEサービス「Xi」で100Mbpsのサービスエリアの提供を開始したほか、LTE対応のフェムトセルも発表している。ノキア シーメンス ネットワーク(ノキア シーメンス、NSN)は都内で記者説明会を開催し、サービスが始まったばかりのLTEから、その先に来るLTE-Advancedへの移行の重要性を説いた。
2012.11.19
「耐災害性の強い放送系技術を用いた防災システムの研究開発」の実証試験が宮城県石巻市で始まる。総務省からマスプロ電工が受託した研究開発で、ホワイトスペースやエリアワンセグ技術を活用して災害時にも情報を確実に届けるための助けとする。これに関連した動きとして、マスプロ電工では携帯電話事業者3社の協力を得て緊急速報メールとエリアワンセグの連携の実証実験も行う。
2012.11.15
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は2012年11月13日、「2012年秋・冬最新Android端末 キャリア・地域別通信速度比較調査」の結果を発表した。それによると、Androidスマートフォンの下り平均スピードはKDDI(au)が最も速い結果となった。
2012.11.14
11月13日、モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は「スマートフォンのアプリケーション・プライバシーポリシーに関するガイドライン」策定・公表した。総務省の「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」とMCFが推奨する要件を反映したアプリケーション・プライバシーポリシーのサンプル文が提示されている。
CeBIT(国際情報通信技術見本市)を主催するドイツメッセは、11月13日に開催したCeBIT 2013記者説明会で、CeBITとCEATEC JAPANの協力を発表し、同日、覚書への調印式を行った。CeBIT 2013は、2013年3月5日~9日の4日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。
2012.11.13
第45週は、スマートデバイスの企業利用に関するニュースが複数飛び込んできた。スマートデバイスの業務利用に関して、企業は端末の支給よりも個人所有端末の業務活用(BYOD)に注目していることを示す調査結果や、安全にBYODを活用できるソリューションの発表が相次いだ。10月の事業者別契約数では、ドコモが辛うじて純増を保つという低迷。iPhone 5の影響をまともに受けた状況だ。
2012.11.12
電気通信事業者協会(TCA)は2012年11月7日、2012年10月末の事業者別契約数を発表した。携帯電話事業者の純増数は、ソフトバンクモバイルが28万超、KDDIが23万超とそれぞれ好調だったのに対して、NTTドコモは7200と辛うじて純増を維持する数値となった。
2012.11.07
10月末から11月にかけてのこの1週間、キャリアを中心としたニュースが数多く飛び込んできた。ソフトバンクの決算、ドコモとマイクロソフトの協業といった大型のニュースだけでなく、UQコミュニケーションズがTD-LTE互換のWiMAX Release 2.1の採用を検討するといった今後の事業の枠組みをにらんだニュースもあった。
2012.11.05
NTTドコモとKDDIの2012年度第2四半期の決算発表が相次いで行われた。上期の通期で見るとドコモは増収ながら減益、KDDIは減収減益という厳しい決算になった。iPad miniと第4世代のiPadが発表されたのもこの週のトピック。国内ではKDDIとソフトバンクモバイルがいずれも製品を取り扱うことを発表、iPhoneに続いて2キャリアによる併売体制が整うことになった。
2012.10.29
ICT総研は2012年10月22日、公衆無線LANサービス利用者予測調査の結果を発表した。公衆無線LANサービスの2012年度末の利用者は前年比1.6倍の1274万人に上るが、スマートフォンのデータオフロードの役割はまだ十分に果たしていない実情が明らかになった。
2012.10.22