自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について 2022.05.10 ロシアのウクライナ侵攻への抗議はテック界隈でもいろいろな形で行われましたが、少し変わったものでは、「プロテストウェア(protestware)」と呼ばれるフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェア(FOSS)の利用があります。プロテストウェアの「抗議」は、反戦やウクライナへの支援を訴えるメッセージを表示する他愛もないレベルだけでなく、ロシアやベラルーシにあるコンピュータのファイルを消去する、要はワイパー型マルウェアと同等の動作を行うかなり物騒なレベルまでありました。
インテル、ソフトウエア定義型ローカル5GのAnankiを密かに買収 他2本 2022.04.19 掲題の他に「インドの通信事業者、民間企業への5G周波数割当に反対」「サムスン、5月に初の6Gフォーラムを開催へ」の合計3本を掲載しています。
我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか? 2016.10.06 前回、プラットフォーム企業がウェブを中央集権的でクローズドなものにしている話を書きましたが、そうしたプラットフォーム企業が提供するサービスの根幹にある「アルゴリズム」が問題視される事案が最近いくつかありました。
ハードウェア開発の「伽藍とバザール」 2016.09.30 ソフトウェアの世界で90年代末に起こった変化は、社会全体に拡散しつつある。先鋭的なプログラマだけが触れていたオープンソースのモデルは、コンテンツの世界にもハードウェアの世界にも波及しつつある。
メイカームーブメントの幼年期の終わりと失敗の語り方 2016.03.23 今年のはじめに偶然にも John Baichtal 編『物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活』と高須正和『メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。』という、いずれもメイカームーブメントを主題とする二冊の本を献本いただきました。今回はこの二冊について書きたいと思います。