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author:yomoyomo

今年のうちに見ておきたい講演その他(その2):Think different. Think Aaron

電子フロンティア財団(EFF)がコンピュータで個人に力を与えることに顕著な貢献をした人を表彰する EFF Pioneer Award。9月に行われた授賞式でローレンス・レッシグ(Lawrence Lessig)ハーバード大学教授が基調講演を行ったのは、今年の受賞者にアーロン・スワーツ(Aaron Swartz)が含まれるからでしょう。

2013.12.26

今年のうちに見ておきたい講演その他(その1):スノーデンと民主主義と自由の未来

今年も残すところわずかとなり、2013年をふりかえる的な記事も増えていますが、2013年「今年の人」を選ぶとすれば、与えた世界的なインパクトという点で外せないのは、アメリカ国家安全保障局(NSA)による PRISM プログラムを暴露したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)でしょう。

2013.12.21

英語が分からなくても(たぶん)楽しめるモンティ・パイソン入門

前回やたらと長い文章になってしまったので、次は軽い話題を――と思っていたら、ワタシが15年来のファンであるイギリスのコメディグループのモンティ・パイソンが再結成とのことで、この話題に飛びつくことにしました。

2013.11.29

ネットワーク中立性の死とともに我々は現在のインターネットを失うのか?

先週 Wired.com に「我々はじきにネット中立性を失う――我々が知るインターネットとともに(We're About to Lose Net Neutrality - And the Internet as We Know It)」という論説が公開されました。

2013.11.14

「文脈の時代」がもたらす強力なサービスの光と影

スコーブルが7年ぶりにシェル・イスラエルとタッグを組んだ本が『Age of Context: Mobile, Sensors, Data and the Future of Privacy』なのですが、本の内容に触れる前に、ちょっと変わった執筆のための資金調達について書いておきます。

2013.10.24

集合知との競争、もしくはもっとも真摯な愛のために

本連載は IT 系、つまりコンピュータやらインターネットやらに関する話題を基本的に扱っていますが、今回は澁川祐子さんの『ニッポン定番メニュー事始め』(彩流社)というそうした意味でまったく畑違いの本を例外的に取り上げさせてもらいます。

2013.09.30

「閉じこもるインターネット」に対するセレンディピティの有効性

前回、自分はカバンなどまったく興味ないと思っていたのに、気が付いたらその話ばかりしているのを指摘されて、結果カバンのプロデュースをいくつもやることになったといういしたにまさきさんの話を紹介しましたが、これを聞いてワタシは、『ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』においてレベッカ・ブラッドが使っていた「対象を絞った思いがけない発見(targeted serendipity)」という表現を思い出していました。

2013.09.12

You’ve Still Got Blog

アジャイルメディア・ネットワークが主催したブロガーサミット2013に先週末参加しましたので、今回はそれについて書きたいと思います。

2013.08.29

社会的価値としてのプライバシー(後編)

一年以上前になりますが、技術評論社の雑誌 Software Design 2012年8月号の「いま読んでおくべき本はどれだ? エンジニアのパワーアップ読書」という特集でなぜか洋書の選定を依頼され、IT の枠に留まらずにいろいろ選ばせてもらったのですが、その中で絶対入れたかったのがジョージ・ワシントン大学ロースクール教授のダニエル・J・ソローヴの著書でした。

2013.08.13

社会的価値としてのプライバシー(前編)

数年前、ある宴席で速水健朗さんに、「山形浩生信者のくせにプライバシー保守派のyomoyomo」とからかわれたことがあります。おそらく速水さんは、ワタシがブルース・シュナイアーの「プライバシーの不変の価値」や電子フロンティア財団(EFF)のブログを翻訳しているのを指して言ったのだと推測します。

2013.08.12

生成的な場、ユーザ参加型研究がもたらす多様性、そして巨人の肩

6月半ば、Maker Conference Tokyo 2013 にあわせて上京したのですが、その前日に高須正和さんを訪ねてチームラボ株式会社に出向きました。 普段田舎に隠棲しており、また性格的に極度の人見知りのため、自分から申し出て会社訪問すること自体稀なのですが、今回高須さんに挨拶に伺ったのは、その前に献本いただいた(高須さんも寄稿している)江渡浩一郎+ニコニコ学会β実行委員会『進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来』のお礼を伝えることと、この本並びにニコニコ学会βについてお話を伺いたいというのもありました。 さらにいえば、今にして思えば Maker Conference Tokyo 2013 自体の参加も後述するようにこの本に関係したところがあり、すべてはこの文章を書くためだったようにすら思えてきます。

2013.08.01

インターネットによる中流階級の破壊をマイクロペイメントが救うか

少し前に、ウェブ連載を持っていないため、何か本を紹介する文章を書きたいと思っても書く場がないと某所で愚痴ったところ、竹田茂さんからそれなら WirelessWire News で連載やれやとお声をかけていただき、ただいろいろ雑事にかまけてそのままになっていたのですが、失恋したのを機にようやく原稿に取り組む気になったという次第です。今回はジャロン・ラニアー(Jaron Lanier)の新刊『Who Owns the Future?』を取り上げたいと思います。

2013.07.23