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KDDI初のAndroid端末は「スマートブック」 フルキーボード・ケータイ機能対応で差別化はかる

2010.03.31

Updated by WirelessWire News編集部 on March 31, 2010, 11:30 am JST

▼左がAndroid端末「IS01」、右がWindows Mobile端末「IS02」
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KDDIと沖縄セルラーは3月30日、auブランドの個人向け端末としては初のスマートフォン「IS01」と「IS02」を発表した。OSとしてはIS01はAndroid、IS02はWindows Mobileを搭載。いずれも6月上旬以降に発売する。

IS01は、5インチの大型タッチパネル式の液晶を搭載し、フルキーボードを搭載した端末。ネットブックとスマートフォンの良いところを1台にまとめた「スマートブック」との位置づけである。オープンなAndroidをOSに採用しながら、日本の携帯電話でユーザーが馴染んでいる機能としてワンセグや赤外線通信の機能を搭載。また8月以降には「xxx@ezweb.ne.jp」のメールアドレスでデコレーションメールに対応したEメールの利用も可能になる。

auオリジナルのユーザーインタフェースを新たに開発。よく使うアプリをデスクトップにショートカットとして自由に配置できるほか、カード型メニューの採用や、起動中のアプリやブラウザをサムネイルで一覧表示し選択できる機能などで、使いやすさを追求した。

IS01の発売と同時に、Androidアプリケーションを提供する「au one Market」も開設する。アプリケーションとしては、AR(拡張現実)を体験できる「セカイカメラ」をAndroid端末に対して初めて提供。目的地までの経路などを検索できる「au one ナビウォーク」や、9月下旬以降には音楽配信サービス「LISMO!」も提供する。

端末の製造はシャープ。サイズは幅149×奥行き83×厚さ17.9mm、重さは227g。通信方式はCDMA 1x EV-DO Rev.A(CDMA 1X WIN)である。

▼auブランドのAndroid端末「IS01」
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IS02はOSに日本で初めてWindows Mobile 6.5.3を搭載したスマートフォン。スライド式でQWERTY配列のキーボードを備える。4.1インチのタッチパネル式液晶を採用した。製造は東芝で、サイズは幅66×奥行き123×厚さ12.9mm、重さは158g。通信方式はCDMA 1X WINである。

KDDI 取締役執行役員常務 コンシューマ商品統括本部長の高橋誠氏は、auブランドのスマートフォン提供について「今回は第一弾で、第二弾以降も検討している。OSを限定的するつもりはないが、メインはAndroidで考えている」という。発表会に登壇した米グーグル アジア太平洋販売営業担当副社長のダニエル・アレグレ氏は、「テレビやケータイ向けEメールといった日本向けの機能を組み込めたように、Androidの能力を発揮した端末ができた」と協業の成果を語った。

【報道発表資料】
auのスマートフォン「IS01」「IS02」の発売について
「au one Market」の提供開始について

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