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日本通信が6月単月の黒字化へ、SIM製品やモバイルWi-Fiルーターの好調が寄与

2010.07.09

Updated by WirelessWire News編集部 on July 9, 2010, 10:10 am JST

平成23年3月期第1四半期月次連結売上推移
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日本通信は、2010年6月のキャッシュベースの営業損益で、黒字転換を達成する見込みを得たと発表した。日本通信は国内のMVNOやMVNE事業の草分けで、NTTドコモの3G回線を利用した独自サービスなどを提供している。

平成19年3月期(2006年4月〜2007年3月)に営業赤字に転落して以来、通期では赤字決算が続いていた。2010年4月〜2011年3月の平成23年3月期は黒字転換を至上命題としており、通期黒字化を達成の前提となる単月黒字を実現したことになる。

同社の主力商品は通信サービスで、例えば6カ月分の通信料金を含んだ商品価格で一括販売している。キャッシュベースの営業損益では販売時に一括で売上を計上するが、損益計算書上はユーザーの利用期間にわたって按分で売上および利益を計上するという。そのため、通年での損益計算書上の黒字を達成するには、早い時点でキャッシュベースの売上の黒字化を達成している必要があった。

単月とはいえ黒字化できた理由として、4月にSIMカード製品「b-mobileSIM U300」を、5月にはモバイルWi-Fiルーターの「b-mobile Wi-Fi」を市場に投入し、これらの販売が好調であることを挙げている。いずれも家電量販店やインターネット販売などで利用が広まっており、さらに7月からはソニーのオンラインショップ「ソニースタイル」でも販売が始まっている。5月には米アップルの情報端末「iPad」が国内ではソフトバンクモバイルによるSIMロックがなされた状態で販売されたことから、SIMロックフリーのモバイルWi-Fiルーターに注目が寄せられた。こうした追い風をうまくうけて、業績の改善へと歩を進めているようだ。

【報道発表資料】
日本通信、6月単月のキャッシュベースの損益が黒字化の見込み

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