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エス・アンド・アイがPBX経由でスマホに転送される電話の発信者情報表示に関する特許を取得

2014.03.25

Updated by Asako Itagaki on March 25, 2014, 22:05 pm UTC

エス・アンド・アイは、独自に開発した「携帯端末への発信者情報表示システムおよび発信者情報表示用プログラム」に関する特許を取得したことを発表した。公衆回線上にあるスマートフォンがPBX経由で外線から着信した電話の転送を受けた場合でも、この技術を使用することで通信事業者との連携なしに発信者の電話番号表示が可能になる。

外線から着信する電話をPBXを経由して公衆回線上の携帯端末に転送する場合は、総務省の規約により、番号詐欺ができないよう転送元の電話番号(具体的にはPBXの契約回線番号)を使用して電話の転送を行うように取り決められている。したがって、従来は、電話が着信した携帯端末には「発信元の電話番号」ではなく「PBXの契約回線番号」が表示されていた。

同社が取得した特許は、PBXで外線からの着信を転送する際に、転送動作に先行してパケットで携帯端末に発信者情報を通知することで、携帯端末上に「PBXの契約回線番号」ではなく「元の発信者の電話番号」の表示を可能にする。発信者の電話番号が表示されることで、電話帳と連動して着信時に発信者の氏名を表示する、着信履歴を確認して折り返し電話をかける、着信音を変更する、誰からの電話かを確認してから電話に出るなど、直接電話を受けた時と同様の処理が可能になる。

▼特許技術の概要(報道発表資料より)
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エス・アンド・アイは、FMCソリューション「uniConnect」で、携帯端末から会社の固定電話番号での発着信を可能にするソリューションを提供しており、本特許技術はその基幹技術となる。他の複数の法人向けFMCサービスにおいても本特許技術は採用されており、「ビジネスにおける発信者情報表示の必要性が証明されています」(報道発表資料より)としている。

【報道発表資料】
エス・アンド・アイ、構内交換機(PBX)を経由した電話転送におけるスマートフォンでの『発信者情報表示』に関する特許を取得

【関連情報】
BYOD時代のスマートフォン内線化システム uniConnect

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。