東北地方太平洋沖地震の発生から2週間以上が過ぎた。被災地には未だに多くの困難が立ちはだかっている。何かしなければという思いがあってもなかなか行動に移せないようなら、手元の携帯電話から簡単にできる募金をしてみてはいかがだろうか。ここでは、各携帯電話事業者の取り組みをまとめてみた。なお、一部情報は、3月12日付の記事(携帯電話各社 義援金受付サイトを開設)と重複している。
●NTTドコモ
ドコモの携帯電話からiモードサイトの「ドコモ被災地支援チャリティサイト」にアクセスして募金できる。方法は、(1)待ち受け画面のチャリティコンテンツを購入、(2)「ドコモ ケータイ送金」を利用して「ドコモ チャリティ募金」へ送金--の2種類。これらの売り上げと送金の全額を「特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム」へ寄付する。
また、ドコモポイントによる募金も可能。ドコモプレミアクラブ・サイトおよびMy docomoから、ドコモポイントを100ポイント(=100円)を単位として、1回につき最大9900ポイントまで募金できる。こちらは、iモード以外にも、スマートフォンやパソコンからも募金が可能だ。
●KDDI
EZwebの「被災地支援 義援金サイト」にアクセスして募金が可能。「オリジナルケータイ用壁紙」および「オリジナルケータイ用待ち受けFlash」を購入することで、KDDIが売上全額(消費税額含む)を被災地支援団体などへ寄付する。3月25日には、オリジナルケータイ用壁紙の購入による募金の対象機種に、同社のAndroidスマートフォンを追加した。
●ソフトバンクモバイル
ソフトバンク3G携帯電話からは、「白戸家のお父さんデジタルコンテンツ」「鳥山明描き下ろしデジタルコンテンツ」の購入による募金が可能。「東北地方太平洋沖地震義援金受付」サイトで寄付金額を選んで購入。iPhoneやSoftBankスマートフォンも含むソフトバンク携帯電話からは、「ソフトバンクチャリティダイヤル」で募金が可能。「*5577」をダイヤルして音声メッセージを聞くことで募金ができる。また、ソフトバンクマイレージサービスで貯めたポイントを100ポイントを100円として寄付することもできる。寄付先は、「特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム」となる。
iPhoneおよびSoftBankスマートフォンでは、簡単に寄付が可能なアプリケーション「ソフトバンク かんたん募金」の利用も可能。iPhoneはAppStoreから、SoftBankスマートフォンの場合はAndroid マーケットから、それぞれダウンロードしたアプリを起動して決済手段と募金額を選択するだけで募金が可能だ。
●ウィルコム
公式サイトの「義援金受付サイト」で募金を受け付けている。対象機種はブラウザ搭載のウィルコムの電話機で、義援金は月々の利用料金などとあわせてウィルコムがユーザーに請求する。
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