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NTTドコモ、法人向けソリューションの可能性を広げる「SMSセンタープッシュサービス」

2011.04.04

Updated by Naohisa Iwamoto on April 4, 2011, 10:10 am JST

SMSセンタープッシュサービス
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NTTドコモは、携帯電話を利用した法人向けソリューションの構築に役立つ「SMSセンタープッシュサービス」の本格提供を、2011年4月1日に開始した。SMSセンタープッシュサービスを使うと、NTTドコモのスマートフォンや携帯電話といったFOMA端末、FOMA通信モジュール内蔵機器に対して、企業内のパソコンからSMSを送信できるようになる。

SMSセンタープッシュサービスでは、「テキスト型SMS」と「制御型SMS」の2種類のSMSの送信が可能。テキスト型SMSでは、社員に対してメッセージを一斉に送るような用途で利用できる。国際ローミングにも対応し、海外滞在中の社員にもSMSメッセージを届けられる。SMSは全角最大70文字(半角最大160文字)までの制限があるが、長文メッセージの場合に最大10通までに分割して送信する「分割送信」にも対応する。制御型SMSは、スマートフォンや携帯電話、通信モジュール内蔵の車両・建機・パソコンといった機器を遠隔操作するための制御メッセージを送信できるようになる。制御型SMSを活用することで、法人のソリューションに遠隔操作の機能を付加できる。

料金は、初期費用として1契約に付き事務手数料が2100円、工事費が工事1回に付き10万5000円。利用料金として、センタープッシュサービス使用料が1回線に付き月額78.75円、接続装置使用料がインターネットVPNの場合に1アクセス回線に付き4万3050円、通信料が1送信に付き2.625円など。

【報道発表資料】
「SMSセンタープッシュサービス」の本格提供を開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。