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ノキアシーメンス、モトローラソリューションズの通信機器部門買収を完了

2011.04.30

Updated by Asako Itagaki on April 30, 2011, 12:06 pm UTC

Motorola Solutions USA
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4月29日(フィンランド時間)、ノキア シーメンス ネットワークス(以下ノキアシーメンス社)とモトローラソリューションズ(Motorola Solutions)は共同で、ノキアシーメンスがモトローラソリューションズのネットワーク資産買い取りを完了したことを発表した。

2011年4月30日付で、モトローラソリューションズのGSM、CDMA、WCDMA、WiMAX、LTEの各関連事業の52カ国・50社の顧客を、ノキアシーメンス社が引き継ぐ。これに伴い、全世界で6900名の従業員が、モトローラソリューションズからノキアシーメンス社に移籍することになる。また、ノキアシーメンス社は、米国、中国、ロシア、インド、英国の基地局をはじめ、多数の研究所と開発施設を取得する。買い取り価格は9億7500万米ドル(約800億円)で、現金で支払われた。

ノキアシーメンス社の報道発表資料によれば、今回の買収によって、特に北米と日本における同社の地位が強化されるとのこと。収益ベースでは無線インフラ市場において米国第3位、日本では外資系無線インフラベンダーでトップとなる。

この買収について、両社は2010年7月に合意に達しており、当初は年内の買収完了を予定していたが、中国当局による審査の遅れや、ファーウェイ・テクノロジーズ(Huawei Technologies:ファーウェイ社)による買収差し止め訴訟などにより遅れていた。今月に入って、フアーウェイ社とモトローラソリューションズが係争中の訴訟を解決することで合意したこと、また中国当局の承認も得られたことで、関係者は4月29日までに買収を完了する意向を示していた。

【報道発表資料】
Nokia Siemens Networks completes acquisition of certain wireless network infrastructure assets of Motorola Solutions(英文)
ノキア シーメンス ネットワークス、Motorola Solutions社の無線ネットワークインフラ資産の取得を完了

【関連情報】
Nokia Siemen Networks 
Motorola Solutions 
ノキア シーメンス ネットワークス(日本法人)
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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。