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「iPhone 4S」、Consumer Reports誌の推奨機種に - 総合評価ではトップを逃す

2011.11.09

Updated by WirelessWire News編集部 on November 9, 2011, 11:56 am UTC

米国の消費者に対して大きな影響力を持つとされるConsumer Reports誌が、米国時間8日に最新のスマートフォン格付けを発表、アップルの最新機種「iPhone 4S」について前モデルでみられた「アンテナ問題」が解消されているとして同製品を新たに推奨機種に加えている。

iPhone 4の発売直後からしばらく話題となっていた同製品のアンテナ問題は、本体の設計--外縁部に組み込まれたアンテナに起因するとされ、ユーザーの持ち方によっては電波の受信感度が低下してしまうというもの。これが原因で、ネットにつながりにくくなったり、会話の途中で通話が途切れてしまうといったユーザーからの報告が相つぎ、アップルでも調査に乗り出していた。

この問題は結局同社が謝罪し、バンパーとよばれる一種の保護用ケースをユーザーに無料配布するという形で決着をみたが、そこに至までの過程でアップル側がなかなか問題の存在を認めなかったことや、故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が「ユーザーの持ち方がよくないのでは」との旨の発言を行ったとする話が広まったことなどもあり、一時は「アンテナゲート」("Anntenagate")と称される大騒動に発展していた。

Consumer Reportsではさまざまな製品をテストし、その結果をもとに各ジャンル毎の評価ランキングを作成しているが、今回発表したレポートのなかでは、「iPhone 4S」について、電波受信感度についての問題はみつからなかったとするいっぽう、iPhone 4については依然として問題が解決されていないと記しているという。なお、前回のレポートではiPhone 4が総合評価で首位を獲得していた。

iPhone 4Sは、今回実施されたテストの評価ポイントでiPhone 4を上回ったが、それでも首位にはなれなかった。サムスン(Samsung)の「Galaxy S II」、モトローラ(Motorola)の「Droid Bionic」、LGの「Thrill」など、複数のAndroid端末が総合評価でiPhone 4Sを上回ったためで、Consumer Reportではこの点について、これらの製品に搭載されたより大型の液晶ディスプレイやLTE対応機能などを理由に挙げているという。

ただし、この総合評価に対しては疑問の声も上がっているようで、たとえばGigaOMでは「iPhone 4Sを手に入れてから、Galaxy S IIを使うことがなくなった」とするユーザーの話を紹介、さらに評価基準に関して、LTE対応やより大型の液晶画面などはともかく、3Dカメラの搭載などを重視するスマートフォン・ユーザーはそう多くはないのでは、とも指摘している。

【参照情報】
Consumer Reports Says iPhone 4S Fixes Antenna Woes, Can Finally Recommend - AllThingsD
iPhone 4S gets the Consumer Reports nod, but no top spot - GigaOM
Consumer Reports recommends the iPhone 4S - Consumer Reports

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