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国内のスマホ向け広告主、2011年5月から11月の間で1.5倍に増加

2012.01.13

Updated by Naohisa Iwamoto on January 13, 2012, 18:44 pm JST

インターネットの利用状況などを調査するビデオリサーチインタラクティブは2012年1月13日、スマートフォン向けの広告出稿の状況を報告した。2011年5月から始めた調査で、2011年11月には出稿広告主の数が調査当初の約1.5倍に増加しているという。

調査では、5月~11月のスマートフォン向けの広告主は、累計で538社、763銘柄になった。5月の単月の広告主は168社、227銘柄だったのに対し、11月には246社336銘柄と、ともに約1.5倍に増加した。広告主のうち、前月までに出稿がなかった新規広告主は各月ともに約3割程度に上る。広告主全体のボリューム増に加え、新規に出稿する広告主の増加があり、スマートフォン向けの広告市場は裾野を拡大しながら成長していると分析している。

11月の出稿銘柄を商品種別で見ると、「ゲームコンテンツ」「インターネット関連サービス」「コミュニティ系サービス」「ニュース関連コンテンツ」「電子書籍・コミック」などのコンテンツ関連が主流を占める。11月の広告素材(1486素材)のリンク先を分類すると、「アプリのダウンロードページ」が48.3%、「ダウンロードページ以外」が51.7%と二分する状況であることがわかった。さらにリンク先のダウンロードページに掲載しているアプリのジャンルを見ると、「ゲーム」が30.8%、ECやグルメなどの「生活・実用」が26.0%であり、これら2ジャンルで過半数を占める。

【報道発表資料】
スマートフォン向け広告出稿の動向

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。