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「標準でIPv6対応」を目標にWorld IPv6 Launchが開催されます。

2012.06.01

Updated by WirelessWire News編集部 on June 1, 2012, 10:00 am JST

本稿は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)のインターネットの最新の技術動向・セキュリティ情報を紹介する技術レポート「Internet Infrastructure Review vol.15(2012年5月22日)」に掲載された「インターネット・トピック:World IPv6 Launch」の一部を抜粋・編集して掲載したものです。脚注などを含む全文はこちらでお読み下さい。(編集部)

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(cc) Image by World IPv6 Launch

2011年6月8日に開催されたWorld IPv6 Dayの成果を受けて、いよいよIPv6を導入するイベントが開催されることになりました。World IPv6 Day終了後からWorld IPv6 WeekとかWorld IPv6 $NEXTとか呼ばれていたものです。Weekは中南米地域で2012年2月に開催されたRegional IPv6 Weekのイベントで単語が使われてしまったのと、weakに響きが似ているのもちょっと嫌で別な名前にすることになりました。

World IPv6 Dayではキャッチフレーズとして「テスト飛行」を使っていたので、それに対応する言葉として、Launchが選ばれました。2012年1月の正式発表までは名称を公開できなかったので、公開までのしばらくの間は次のアレって思いを込めて$NEXT(変数)イベントと呼んでいました。

World IPv6 DayではIPv6導入に向けたテスト飛行ということで、賛同したコンテンツ事業者が24時間だけIPv6対応して、導入に関してどんな問題や課題があるのかを明らかにすることを目的にしていました。世界から賛同者が集まり、著名なサイトを含む多くのコンテンツがIPv6対応したおかげで、世界の様々な環境でコンテンツサイトのIPv6導入に関する知見を得ることができました。World IPv6 Day自体は24時間の時限イベントでしたが、イベント後もIPv6対応を続けているコンテンツサイトは多く、コンテンツ側でのIPv6導入を検討する良いきっかけになりました。

このWorld IPv6 Dayの成功を受け、よりIPv6導入を促進するために、2012年6月6日にWorld IPv6 Launchが開催されます。今回はIPv6がもっと日常の活動の中で普通に使えることを目指しています。そのためにはコンテンツが標準的にIPv6対応することはもちろんですが、一般のユーザがインターネット接続の環境を整えたら、特別な設定や労力を必要とせずに普通にIPv6でも通信できている状況が必要です。このため、今回はコンテンツ事業者のみならず、個人向けにサービスを提供しているISPやホームルータベンダにも参加を呼びかけています。

このイベントに賛同し、参加を希望する場合は、参加カテゴリごとに決められた参加条件を参照して、これを達成すると宣言する必要があります。これらは言わば公約のようなもので、6月6日までに準備を整えて参加条件を満たすことが求められます。イベント当日は、それぞれの参加者が実際に条件を満たせたかどうかの測定も行われる予定です。今回は「ネットワークオペレータ」「ホームルータベンダ」「Webサイト運営者」の3つの参加カテゴリが用意されていて、それぞれ標準でIPv6対応することを基軸に参加条件が設定されています。詳しくは以下の情報提供サイトを参照してください。

World IPv6 Launch
日本でのWorld IPv6 Launch

それぞれのカテゴリの参加条件についての解説は、本編をご覧下さい。 全文:Internet Infrastructure Review vol.15「インターネット・トピック:World IPv6 Launch」

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IPv6時代のIPv4アドレス共有技術

文・松崎 吉伸(IIJ ネットワーク本部 ネットワークサービス部 技術開発課 シニアエンジニア)

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