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スマホとクルマが一層接近、ドコモがパイオニアに出資、KDDIは「auカーナビ」提供

2013.05.13

Updated by Naohisa Iwamoto on May 13, 2013, 19:35 pm UTC

スマートフォンと自動車の関係が接近するニュースが、2013年5月13日に相次いで発表された。1つはNTTドコモがパイオニアに出資し、ITS(高度道路交通システム)テレマティクス分野の事業に本格参入するというもの。もう1つはKDDIがスマートフォン向けのカーナビサービス「auカーナビ」を提供開始するというものだ。

NTTドコモは、パイオニアの第三者割当増資を引き受ける形で、約50億円(出資比率約7%)を出資する。車載機器向けの地図や車両位置情報などの交通ビッグデータを所有するパイオニアに業務・資本提携をすることで、NTTドコモのクラウドサービスと連携させた新しい自動車利用者向けのサービスを開発する。

提携を通じたITSテレマティクス事業のイメージ
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今回の提携で、パイオニアの車載機器やドコモのスマートフォンからの収集した位置情報のプローブデータなどを活用できる交通クラウド基盤構築し、パイオニアに提供する。また、ITSクラウドサービスに対応した通信対応車載機器や通信モジュールの普及推進を図る。両社は、交通クラウド基盤とクラウドサービスとを連携させた新しいITSクラウドサービスを、2013年内に提供する計画である。

KDDIは、ナビタイムジャパンとの協業により、スマートフォンをカーナビとして利用できるカーナビアプリ「auカーナビ」を5月14日に提供する。iPhone向けの「auカーナビ」、Androidスマートフォン向けの「auカーナビ for Google Play」で、いずれも月額525円で提供する。最大の特徴は、地図データや検索エンジンをスマートフォン内に保存するため、通信できない場所でもナビゲーションが可能なことだ。

また、オンデマンドVICSによる最新の交通情報を考慮したルート案内や、ルート上にあるコンビニなどのスポットの検索が可能。このほか通信により最新のスポット情報や駐車場情報、ガソリン価格などのリアルタイム情報を入手できる機能も提供する。音声でルート設定や周辺検索が可能な「ボイスコントロール機能」も搭載する。KDDIでは、6月17日までの期間限定で「auカーナビ」に新規会員登録したユーザーに対して3カ月の利用料金を無料にするキャンペーンを提供し、普及を促進する。

【報道発表資料】
ITSテレマティクス分野への事業参入に向けてパイオニアとの業務・資本提携に合意
本格カーナビで行楽地へのドライブもしっかりサポート、スマートフォン向け「auカーナビ」の提供開始について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。