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KDDIの「下取りプログラム」、ブランコのスマホデータ消去ソリューションを採用

2013.06.27

Updated by Naohisa Iwamoto on June 27, 2013, 18:53 pm JST

ブランコ・ジャパンは2013年6月27日、KDDIが同日に提供を開始した携帯電話の「下取りプログラム」に、ブランコ・ジャパンのスマートフォン向けデータ消去ソフト「Blancco Mobile」が採用されたと発表した。ブランコ・ジャパンは、企業向けにデータ消去ソリューションを提供するフィンランドBlanccoの日本法人である。

「下取りプログラム」は、KDDIが6月21日にアナウンスしたプログラムで、6月27日に全国のauショップ、その他au取扱店舗で実施を始めた。下取り対象機種のユーザーが、機種変更でauのスマートフォン・携帯電話を購入する際に利用できる。開始当初の下取り対象は4機種6モデル。iPhone 4Sが64GBモデル(下取り価格:1万8000円)、32GB(1万6000円)、16GB(1万4000円)、AndroidスマホがINFOBAR A01、AQUOS PHONE SERIE ISW16SH、DIGNO ISW11Kの3機種(各3000円)だ。

ブランコ・ジャパンのデータ消去ソフト「Blancco Mobile」は、KDDIが下取りしたスマートフォンのデータを完全に消去することを目的として採用された。下取りプログラムでは、ユーザーがデータ削除や端末初期化を行うことを前提としているが、一層の安全性を高めるために専用ソフトでデータの完全消去を行う。

Blancco Mobileは、スマートフォンやタブレットなどに記録されたデータを、異なるデータを上書きすることで確実に消去するソフトウエア。初期化とは異なり、データを復元できない状態にできる。Android、iOS、BlackBerry、Symbian、Windows Mobileの各OSを搭載した端末に対応する。

【報道発表資料】
ブランコのスマートフォン向けデータ消去ソリューションが、KDDIの「下取りプログラム」を支援

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。