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ソフトバンク、音声とパケットのパックプラン、月額6980円で1000回の通話と7GBの通信

2014.01.24

Updated by Naohisa Iwamoto on January 24, 2014, 11:33 am JST

ソフトバンクモバイルは2014年1月24日、音声通話とパケット通信の料金をパックにした新サービスを4月21日に提供開始する予定であると発表した。新サービスでは、月額5980円のSパック、月額6980円のMパック、月額9980円のLパックの3種類を提供する(料金は税抜き)。

月額5980円のSパックには、1回3分以内の国内音声通話が月間50回と、2GBまでの国内パケット通信の料金が含まれる。月額6980円のMパックは1回5分以内の国内音声通話が1000回と7GBまでの国内パケット通信、月額9980円のLパックは同じく1回5分以内の通話1000回と、15GBまでのパケット通信を利用できる。現行の4Gスマートフォン向けのパケット定額プラン「パケットし放題フラット for 4G」は月額5700円で7GBまでの通信ができるので、新サービスのMパックならば1280円の追加料金で月間1000回までの通話ができることになり、ソフトバンクモバイルでは「実質的なかけ放題を実現」できるという。

利用には、2年契約の場合で月額980円の専用基本料、月額300円のインターネット接続基本料が別途必要。ソフトバンクWi-Fiスポット、テザリングオプションは無料。また、ソフトバンク携帯電話を利用している家族あての通話は24時間無料となる。

国内音声通話でパックに含まれる通話時間・回数を超過した場合は30秒30円の通話料がかかる。また、国内パケット通信で容量を超過した場合は、Sパックは100MB当たり250円、Mパックは同125円、Lパックは同100円の追加料金がかかる。従来のパケットし放題フラットのように、超過通信量を払わずに128kbpsの低速通信に移行するためには、月額300円のオプションサービスを利用する必要がある。

従来のホワイトプラン、パケットし放題フラットなどのパケット定額サービスも引き続き提供し、ユーザーの利用の仕方に応じて新サービスと選択することが可能だ。新サービスの対応機種はSoftBank 4GおよびSoftBank 4G LTE対応スマートフォンで、対象機種の購入時にだけ申し込むことができる。

ニュースリリースには、LTE上で音声通話を実現する技術の「VoLTE」時代のサービスという言葉が記されているが、今回の新サービス自体は従来型の音声通話サービス。将来の「VoLTE時代を見据え」た新しいサービスとの位置付けを示した。

【報道発表資料】
VoLTE時代の革新的な新定額サービスが登場!

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。