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どこでも参加できるフィットネス・ジム

2014.02.27

Updated by Kenji Nobukuni on February 27, 2014, 17:00 pm JST

Wello
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Kleiner-Perkinsなどが出資しているWelloはスタンフォードで出会った2人の女性が共同創業者兼CEOを務めるスタートアップで、同社によれば「世界初」の双方向映像通信によるパーソナル・トレーニング用プラットフォームを提供している。ウェブカムを使った映像通信で、インストラクターのクラスに遠隔で参加することができる。

「ビリーズブートキャンプ」、「EZ DO DANCERCIZE」などDVDパッケージを購入して自宅のテレビの前でワークアウトに励む光景は日本でも珍しくなさそうだし、ネットで配信される動画に合わせて自宅でエクササイズできる有料サービスもある。そもそも実際にスポーツ・ジムに足を運んで有酸素運動をする人も多い。

Welloの利用者は自分のスケジュールに合わせてグループセッションか個人トレーニングを選んで、決められた時間にアクセスすることで実際にトレーナーのトレーニングを受講する。登録トレーナーは2013年の段階で1,000人以上。こちらの様子もウェブカムで伝わる。グループセッションなら友人や見知らぬ人と一緒に運動することが可能。画面の半分にインストラクターが、残り半分に参加者たちが映し出されるのが基本の映像だそうだ。

エアロビクスのほか、ヨガ、ピラティス、武道などがある。料金はグループでは月10回で月額99ドル、個人だと30分のレッスンを月に20回で月額199ドル。月額料金が嫌なら、グループだと1回14ドル、個人だと1回30分で29ドル。また、バーチャル・トレーナーを使った無料アプリもある。ただし無料なのは初級レベルのみ。Welloはトレーナーの募集や教育も行っている。

【参照情報】
Welloのウェブサイト
Apps let people incorporate exercise into daily routine
Workout with friends online with Wello

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来

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