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HTC、スマートフォン最上位機種の新モデル「HTC One(M8)」を発表

2014.03.26

Updated by WirelessWire News編集部 on March 26, 2014, 13:03 pm JST

HTCは米国時間25日、同社製スマートフォンの最新モデル「 HTC One (M8)」を米国市場向けに発表。この新たなフラッグシップ端末では、内蔵ソフトウェアやバッテリー持続時間、カメラ関連など、さまざまな改良が図られているという。

「HTC One (M8)」の主な仕様は、OSがAndroid(ver 4.4.2「Kitkat」)、プロセッサはクアルコム(Qualcomm)の2.3GHz「Snapdragon 801」で、液晶画面は5インチのスーパーLCD3(1080p)となっている。また内蔵メモリは2GB、ストレージ容量は16GBまたは32GBの2種類で、外部メモリスロット(microSD対応)も搭載、さらにGoogle Drive 50GB分の容量も2年間提供されるという。そのほか、Bluetooth 4.0とNFCにそれぞれ対応し、バッテリー容量は2600mAhとなっている。

いっぽう、カメラやスピーカーの性能についても前モデルからアップデートが図られている。とくに目新しいのは、背面にカメラと対になる深度センサーが搭載された点で、「Duo Camera」と呼ばれるこの組み合わせにより、撮影後の焦点変更など様々な新機能が利用できるようになっているという。

内蔵ソフトウェアについては、新しいユーザーインターフェイス「Sense 6.0」が搭載されたほか、端末の動きを検知して特定の機能を呼び出す「Motion Launch」ーー本体を耳に当てるだけで掛かってきた電話に応えられたり、ボリューム固定ボタンを押さえながら本体を横向きに構えるだけでカメラ撮影が可能になるなどーーや、さまざまなソーシャルメディアやニュースなどをフィード配信する「BlinkFeed」機能などが新たに追加されている。また、スリープ状態からジェスチャーやタップでカメラやホーム画面、「BlinkFeed」に直接アクセスする機能なども搭載されているという。

さらに今回初めて「Dot View」という専用ケース(50ドル)も発表された。このケースの表面を2度タップすることで、時刻や通知などを確認することが可能だという。

「HTC One」には通常版以外に、デベロッパー版、Google Play版の2つも用意される。このうちデベロッパー版はSIMロックが解除され、ソフトウェアやROMのカスタマイズができるもので、HTCのサイト上で649ドルから発売される。また、Google Play版は基本的なAndroid OS(4.4.2)とDuo Camera周りのソフトウェアのみを搭載したモデルで、Google Playから699ドルで発売される見込み。

通常版については、ベライゾン(Verizon)、AT&T、スプリント(Sprint)、T-モバイル(T-Mobile USA)向けがそれぞれ発売予定で、価格は2年契約の場合が200ドル〜などとなっている。

前バージョンの「HTC One」は、テクノロジー関連媒体のレビューなどで高い評価を得ながら、プロモーションなどがうまく行かず、期待されたヒットには至らなかった。


(The Vergeのレビュー)

(Re/code Walt Mossbergのレビュー)

【参照情報】
HTC announces the new One with depth-sensing camera and larger screen - Engadget
The new HTC One is available in Google Play and Developer editions - Engadget
The new HTC One review - The Verge
Is the New HTC One the One for You? - Re/code
The inside story of the HTC One M8 - CNET

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