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テスラ、充電スタンド関連の特許オープンソース化を示唆

2014.06.10

Updated by WirelessWire News編集部 on June 10, 2014, 11:55 am JST

米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モータース(Tesla Motors)が、同社で展開中の充電スタンド(「スーパーチャージャー」)に関する技術特許の一部をオープンソースとして公開する考えを明らかにしたと,Engadgetが9日(米国時間)付の記事で伝えている。

Engadgetによると、英国で始まった右ハンドル車の納車を記念する式典に出席したテスラのイーロン・マスク(Elon Musk)CEOは、同社で開発した「スーパーチャージャー」の設計を他社にも公開することで充電スタンドに関する規格標準づくりを進めたい考えを示し、その一環として一部の知的財産を無償で提供することも視野に入れているなどと述べたという。

また同CEOは、テスラ製EVのオーナーに同社が無償で電力を提供している点について、他のEVメーカーが同社の技術を採用する際には、ビジネスモデルについても同時に採用を求める可能性があると述べたという。

この話題に触れたGigaOMでは、米国では昨年のEV販売台数が約9万6000台と自動車市場全体の約0.5%に過ぎなかったとした上で、充電スタンド網の整備が進めばEVの普及がさらに加速できる可能性があると指摘しつつ、他の自動車メーカーがテスラの提案に関心を示すかどうかは未知数とも述べている。

テスラは昨年前半からスーパーチャージャーの展開を開始し、その数は現在北米で94箇所、欧州で19箇所,中国で3箇所まで増加。また北米では今年中に80%、来年末には98%の人口カバー率を目指すとしている。

なお、EV用急速充電関連の規格には日本メーカーが中心となって推す「チャデモ」(CHAdeMO)と主にドイツ勢が推す「コンボ」(Combined Charge Standard、Combo)があり、この両方式が規格争いを続けているとされる。


[Tesla Delivers 5 Right-Hand-Drive Model S's to U.K. - Bloomberg TV]

【参照情報】
Tesla will open up its Supercharger patents to boost electric car adoption - Engadget
If Tesla opens up its Supercharger patents, that's not so controversial -- just more Google than Apple - GigaOM
Germany Poised to Exclude CHAdeMO Quick Charge Standard from Electric Car Infrastructure Master Plan - Transport Evolved
Supercharger - Tesla

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