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プリクラが3Dになる日

2014.08.26

Updated by Mayumi Tanimoto on August 26, 2014, 06:32 am JST

3Dプリントが相変わらず注目を集めていますが、イギリスで最近話題になっているのが、文具店やスーパーが提供する激安3D自撮り(selfie)サービスであります。

大手スーパーのASDAは、8月から激安3D自撮り(selfie)サービスを開始しました。Artec社のフルボディスキャニングを使用しており、 £60(約1万円)払うと8インチの自分フィギュアを作ってくます。お客さんは店舗に出向き、専用ブースに入り、カメラの前で12秒間ポーズを取るだけで、服から刺青まで再現してくれるフィギュアを作成してくれます。今の所マンチェスターとヨークの一部店舗のみでの提供ですが、今後提供店舗が増えて行く予定です。このサービスはASDAの写真サービスのメニューの一つとして提供されているのですが、写真パネルを作るついでに子供やペットのフィギュアも作りたい、という顧客のニーズにぴったりでしょう。大人気なためサービスを使用するには事前予約が必要です。

文具大手チェーンのRymanはロンドンのStrandとGreat Portland Streetの店舗で3Dプリントサービスを始めました。店舗でも飯場しているCube 3とCubePro Duoを使用し、プリントだけではなくSense 3D Scannerを使ってスキャンもしてくれます。自分でスキャンしたデータを送って印刷だけしてもらったり、印刷したい物を持ち込んでスキャンと印刷を依頼も可能です。自撮(selfie)は£50(約8500円)です。StrandとGreat Portland Street周辺は、制作会社やデザイン会社などが結構ありますし、小規模な会社も少なくないので、ちょこっとプロトタイプを作りたいという会社に便利なサービスですね。

3Dプリント&プリンターは話題になってしばらくになりますが、まだまだメジャーへの道は遠いという状況でしょう。(日本だとやたらと犯罪と結びつける報道が多いのが気になりますが)普及しないのは、プリンター&素材の値段と、CADのスキルではないでしょうか。ワタクシもこの2点が原因で購入を躊躇しています。プリンタが場所をとるのも頭痛の種です。初期のネットカフェの様に、必要な時だけサービスを提供するという形態にすると、使ってみたいというユーザーが結構いるのではないでしょうか。3Dサービスの値段が下がれば、プリクラも3Dが主体になるかもしれません。

ちなみにイギリスでは漫画家&芸術家のろくでなし子さんの逮捕の件がかなり話題になりましたが、どちらも猥褻物の自撮(selfie)が可能かどうかは不明です。

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谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。

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