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ドコモ、新料金プランに「パケットくりこし」、8GBの「データLパック」などを追加

2014.09.08

Updated by Naohisa Iwamoto on September 8, 2014, 20:27 pm UTC

NTTドコモは2014年9月8日、好評の新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」に、使わなかったデータ量を翌月に繰り越せる「パケットくりこし」、「追加購入データ量の利用期間延長」、1人向けの料金プランとして大容量の使用に対応する8GBの「データLパック」を追加すると発表した。

「パケットくりこし」は、当月のうちに使い切らなかったデータ量の残りを1GB単位で翌月に繰り越せるもの。対象となるのは、パケットパックのうち「データMパック」(5GB)、新設する「データLパック」(8GB)と、「シェアパック10/15/20/30」(10GB~30GB)。1人向けで2GBの「データSパック」、らくらくスマートフォン向けの「らくパック」は対象外となる。ドコモの「パケットくりこし」の特徴は、家族でシェアしているパックでも繰り越しが可能なこと。ソフトバンクモバイルは同社の「スマ放題」で「データくりこし」の名称で同様のサービスを提供しているが、家族間でデータをシェアする「家族データシェア」との併用ができないため、ドコモの「パケットくりこし」の方が利便性が高くなる。適用開始は10月1日で、10月の未使用分を11月に繰り越す。

「追加購入データ量の期間延長」は、これまで追加購入データ量(1000円/1GB)は購入月の末日までが有効期限だったものを、翌月末日まで引き伸ばすもの。KDDIが新料金プラン「カケホとデジラ」で提供する「データチャージ」は、チャージから62日(最大約2カ月)有効だった。これに対応し、ドコモも翌月末日までと有効期限を延長した。適用開始は10月1日。

「データLパック」は、1人でスマートフォンやタブレットを利用しているユーザーのうち、大容量のデータ通信が必要な層に向けたもの。8GBまでのデータ通信が可能で、月額6700円。契約年数が長い場合は、10年以上で600円引き、15年以上で800円引きの割引がある。6700円の料金は、KDDIが「カケホとデジラ」で提供する「データ定額8(8GB)」の6800円を100円とわずかだが下回る料金となる。適用開始は9月19日となる。

NTTドコモは、料金を競争軸に据えるとして、新料金プランの「カケホーダイ&パケあえる」を4月に発表、6月に提供を始めた。その後、ソフトバンクモバイル、KDDIが基本的な料金構成をドコモの新料金プランに追従させる形で新料金プランの提供を始めた。今回のドコモの追加策は、後発のソフトバンクやKDDIに比べて弱い部分を補強したもの。新料金プランの提供開始から3カ月を過ぎた時点で素早く修正を施すところからも、ドコモがスマートフォンのプライスリーダーであろうという意気込みが感じられる。

【報道発表資料】
新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」に「パケットくりこし」等を追加

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。