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300万件を突破 - 米FCC、「ネット中立性」関連のコメント受付を終了

2014.09.17

Updated by WirelessWire News編集部 on September 17, 2014, 12:45 pm JST

米連邦通信委員会(FCC)が今年5月に「ネットワーク中立性」(Net Neutrality)のルールを緩和する内容を盛り込んだ新たな提案を行っていた件で、この提案に対して一般から寄せられたコメント(意見書)の数がすでに300万件を突破していることが米国時間15日に明らかになった。同日夜の受付締切りを前に、駆け込みのコメントがさらに寄せられた可能性もあるという。

FCCに寄せられたコメントの数がこれまで一番多かったのは、2004年のスーパーボウルの際に起こった放送事故ーージャネット・ジャクソン(Janet Jackson)のパフォーマンス時のアクシデントに関する件で、その際には約150万が殺到。今回の「ネット中立性」に関わるコメントの数はその倍以上にのぼる可能性もある。

FCCは新たな提案のなかで、ブロードバンド事業者が特定のウェブサイト(からのトラフィック)をブロックしたり、差別的に取り扱うことを原則的に禁じるいっぽうで、「商業的に妥当な」条件に基づいたものであれば、ブロードバンド事業者による特定ウェブサービスの優先的取り扱いを認める方針を表明。これに対し、直接的な影響を受ける可能性が高いウェブサービス事業者、有力なベンチャーキャピタリストや連邦議員、消費者団体などからは批判の声が上がっていた。

WSJによれば、今回あつまったコメントのなかでもいちばん目立つのが、いわゆる「ファストレーン」に関するものーーブロードバンド事業者による特定ウェブサービスの優先的取り扱いについて、その禁止を求めるものだという。

ネットワーク中立性の支持者の間だからは、ISP事業の位置付けを現在の「情報サービス」(「Information Services」)から公益事業などと同じ「通信サービス」(「Telecommunications Services」)に変更することを求める意見も挙がっている。これは、インターネット接続サービスが固定電話などと同じ「通信サービス」に位置付けられることで、現在のネットワーク中立性をめぐる問題の大きな部分が解決されるという見方によるものだが、さまざまな点で規制が生じる可能性も高く、大手ブロードバンド事業者からは強い反対の声も挙がっているという。

【参照情報】
FCC Gets 3 Million Net-Neutrality Comments as Deadline Approaches - WSJ
The FCC has now received 3 million net neutrality comments - Washington Post
The FCC has gotten 3 million net neutrality comments, and today's the last day to file - The Verge

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