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アップル、米国でモバイル決済機能「Apple Pay」の運用開始

2014.10.21

Updated by WirelessWire News編集部 on October 21, 2014, 13:48 pm UTC

アップル(Apple)が米国時間20日にモバイルOSの最新アップデートとなる「iOS 8.1」をリリースし、これにともなって同社のモバイル決済サービス「Apple Pay」が米国内で利用できるようになった。

「Apple Pay」は、いまのところ「iOS 8.1」が動作する「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」で利用可能。ビザ(Visa)、マスターカード、アメリカン・エキスプレス(American Express)の大手カード決済会社3社が同サービスに対応し、マクドナルド、ウォルグリーンズ(Walgreens)、オフィスデポ(Office Depot)、サブウェイ(Subway)、メイシーズ(Macy's)など、あわせて22万箇所の小売店舗で利用できるという。

またカード発行元の金融機関については9月の同サービス発表時点で、米国の大手銀行5社の対応が明らかにされていたが、現時点では来年前半までにその数が約500社まで増える見通しとされている。

そのいっぽうで、ウォルマート(Wal-Mart)をはじめとする大手小売店チェーン各社は、独自に開発を進めるMerchant Customer Exchange(MCX)の仕組みを優先し、いまのところApple Payへの対応は予定していない。また、モバイル決済の分野で積極的な動きを進めてきているスターバックス(Starbucks)でも「Apple Pay」に対応するNFC付きPOS端末の配備はこれからとなっている。

Appleでは、Touch IDを利用した指紋認証ややりとりされるデータの暗号化など、Apple Payのセキュリティ/プライバシー保護機能の高さをアピールしているが、Businessweekではこの点が小売店側にとって対応の妨げになる可能性もあると指摘。主な課題として、各社が発行するポイントカードなどに対応していないことを挙げている。またWSJでは、メイシーズ(Macy's)やブルーミングデール(Bloomingdale)といった大手百貨店チェーンなどが独自に発行するポイントカード付きのクレジットカードの例を挙げ、これらの仕組みへの対応が今後の大きな課題のひとつとしている。

この話題に触れたWSJでは、「Apple Pay」関連のアップルの売り上げが、2015年に1億1800万ドル、2016年に3億1000万ドルになるとするパイパージェフリー(Piper Jaffray)アナリストのジーン・マンスター(Gene Munster)氏の予想が紹介されている。

[Apple Pay Launches Today, Will It Succeed? - Bloomberg West]

【参照情報】
Apple Pay Rolls Out, With Limits - WSJ
iOS 8.1 is now available, offering Apple Pay and other useful functions - GigaOM
Apple Pay Is Too Anonymous for Some Retailers - Businessweek

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