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中国シャオミ、ハイエンド・ファブレット「Mi Note」を発表

2015.01.16

Updated by WirelessWire News編集部 on January 16, 2015, 16:19 pm JST

中国のシャオミ(Xiaomi)が現地時間15日、フラッグシップモデルの最新版となるファブレット端末「Mi Note」を発表。サムスン(Samsung)「Galaxy Note」やアップル(Apple)「iPhone 6 plus」を強く意識した製品などとする声がこの話題を採り上げた英語媒体では見受けられる。


[Xiaomi - MINote Advertising]

5.7インチ・ディスプレイ搭載の「Mi Note」は、本体の薄さが6.95mm、重さ161gと、「iPhone 6」よりも軽量・薄型な点が特徴。また発表イベントのなかで同社のレイ・ジュン(Lei Jun)CEOが「iPhone 6 Plus」の背面カメラ部分にある出っ張りに言及しながら、「Mi Note」の薄さを強調する場面もあったとThe Vergeは伝えている。

またThe Vergeでは、シャオミがアップルとは異なり「Mi Note」に搭載される各部品の供給元を積極的に明らかにしている点にも注目している。それによると、同製品にはシャープまたはジャパン・ディスプレイ製の液晶画面、ソニーまたはLG製のバッテリー、ソニー製カメラセンサー、フィリップス製のLEDフラッシュなどが採用されているという。

Mi Noteの価格は、通常版の内蔵ストレージ16GBモデルが2299元(約370ドル)、64GBモデルが2799元(約450ドル)、またプロ版がストレージ64GBで3299元(約520ドル)。また通常版はホワイトとブラックの2種類、プロ版ではホワイトとブラックに加えてゴールドの3種類がそれぞれ用意される。

主な仕様については、通常版、プロ版ともMiUI(カスタム版Android OS)で動作し、13メガピクセル/f2.0の光学手振れ補正付き背面カメラ、True Tone LEDフラッシュ、4メガピクセルの前面カメラ、デュアルSIMスロットなどを搭載するほか、前面が2.5D、背面が3Dの「Gorilla Glass 3」でそれぞれ保護され、アルミニウム製フレームで耐久性を高めている点も共通。また24-bit/192KHzのまでのロスレス再生が可能なHi-Fiオーディオ対応も目を惹く。いっぽう、通常版には1080p/386ppiの「NEGA LCD」ディスプレイ、2.5GHzのクァッドコア「Snapdragon 801」プロセッサ、3GBのRAMなどが含まれるのに対し、プロ版では2650×1440ピクセル(515ppi/1440p)のクァッドHDディスプレイ、2GHzのオクタコア「Snapdragon 810」プロセッサ、4GBの RAMなどが搭載されるという。

創業から5年目ながらスマートフォンの端末出荷台数で世界第4位に躍り出たシャオミは、昨年から急激に品揃えを拡大してきている。同社はスマートフォンやタブレットに加え、テレビ用セットトップボックス(STB)やルーターもすでに販売しているほか、昨年後半には空気清浄機やIPカメラ、4Kテレビ、スマート電球なども扱うようになっている。今回の発表でも「Mi Note」のほか、超小型のSTB「Mi Box mini」やBeats By Dr. Dre製品を彷彿させるヘッドフォン「Mi Headphones」も発表されている。

[Xiaomi]

【参照情報】
Xiaomi 2015 New Flagship Launch: Mi Note, Mi Box mini, Mi Headphones - Xiaomi
China's Xiaomi Targets Apple With New 'Note' - WSJ
Xiaomi's iPhone 6 Plus competitor doesn't rip off Apple - The Verge
Xiaomi mocks Apple with its very own premium phablet - Engadget

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