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音声透かしで防災放送の情報をスマホに表示 エヴィクサーがTOAにACR技術を提供

2015.03.03

Updated by Asako Itagaki on March 3, 2015, 19:05 pm UTC

ACR(自動コンテンツ認識)技術の開発を手掛ける日本エヴィクサー(以下エヴィクサー)は、業務用音響機器・カメラ映像機器専門メーカーのTOAにエヴィクサーのACR技術を提供する。TOAの防災無線スピーカーから出る音に音声透かしにより情報を埋め込み、スマートフォン等のデバイスに認識させることで、字幕、画像、映像などで情報を表示するソリューションが実現する。

音声透かしによる情報送信のイメージ(報道発表資料より)
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既存の音響設備のみで、電波や無線LANのない場所や災害時などインターネットがつながりにくい環境下でもスマートデバイスを利用した情報伝達が可能になる。また、ホーンアレイスピーカーと組み合わせることで、キロメートル単位の広範囲にわたっての情報伝達にも対応できる。

一般的な音声透かしの技術は、18kHz周辺の人間には聞こえない高い周波数帯域の音を利用するが、防災放送ではこの帯域の音を出せないという制約がある。エヴィクサーが提供する技術では、防災放送で出せる12kHzまでの帯域に透かしを埋め込むことが可能となる。

スマホ連動防災放送サービスは、3月3日(火)から6日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2015」のTOAブースで展示されている。

【報道発表資料】
ネット環境がなくても情報伝達が可能なスマホ連動防災放送サービスにエヴィクサーがACR技術を提供 ~防災放送の情報をスマートデバイスに表示~.

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。