日本通信とVAIO、ストライクゾーンど真ん中を目指した「VAIO Phone」、端末代込み月額2980円から

2015.03.12

Updated by Naohisa Iwamoto on 3月 12, 2015, 19:01 pm JST

日本通信とVAIOは2015年3月12日、両社の協業による成果の第1弾として「VAIO Phone」を発表した。VAIOがデザインを監修した端末と日本通信の専用サービスのSIMをセットにして提供し、月間1GBの高速通信と090などの携帯電話番号による音声通話機能を備えたプランは月額2980円から利用できる。

▼黒を基調とした「VAIO Phone」。OSはAndroid 5.0を採用する20150312_vaiophone001.jpg

発表会に登壇した日本通信 代表取締役社長 三田聖二氏は、「日本通信は20年にわたって、キャリアがやりたくないこと、できないことにチャレンジしてきた。今回は"格安"ではなく"プレミアのスマホ"をVAIOとのパートナーシップにより、わずか半年で世に出せた」と語る。VAIO 代表取締役社長の関取高行氏は「VAIOはハードを中心としたメーカーだが、"+通信"の新しいパッケージで価値を提供していきたい。VAIO Phoneでは日本通信とのパートナーシップにより、端末のデザインやエンジニアリングを提供した」と語る。

▼発表会で握手する日本通信の三田社長(左)とVAIOの関取社長20150312_vaiophone002.jpg

VAIO Phoneの端末は、VAIOのデザインにより日本通信が製造元となって提供する。ビジネスでも違和感なく使える黒のボディーは、表裏のガラスの光沢と側面のマット素材とのコントラストで上質感を演出する。スペックは、5インチHD(720×1280ドット)液晶、1.2GHzクアッドコアCPU、メインが1300万画素、サブが500万画素のカメラ、2500mAhのバッテリーといったもの。OSには最新のAndroid 5.0を採用する。

日本通信 代表取締役副社長の福田尚久氏は、「これまでMVNOの提供するスマートフォンは、安いが知らないブランドだったりするストライクゾーンの"低め"か、日本メーカー製ではあっても高くて1年落ちだったりする"高め"ばかりだった。VAIO Phoneは空いているストライクゾーンのど真ん中に直球を投げ込む」と語る。多機能をウリにするというよりも、端末側は本質的に必要な機能に絞り込み、ハードとサービスとのトータルのパッケージで付加価値を提供していく考えだ。

▼料金は端末の分割支払い込みで月額2980円からとわかりやすくリーズナブルに設定した20150312_vaiophone003.jpg

料金プランはVAIO Phone専用のものを用意する。090などの携帯電話番号を使った音声通話が可能なプランで、月間1GBまでの高速データ通信が可能なプランは端末の24回分割支払い込みで月額2980円。高速データ通信が使い放題のプランは、分割支払い込みで月額3980円。端末は一括の場合は5万1000円で販売する。この場合、1GBまでのプランは月額980円、使い放題のプランは1980円で利用できる。端末の出荷は3月20日を予定する。

今後、日本通信では、03の電話番号でスマートフォンを利用できる「03スマホ」や、自宅や会社の電話番号をスマートフォンに割り振って使えるようにする「FMCフォン」、さらにヘルスケアや法人向けのセキュアなスマートフォンなどの複数のソリューションで、VAIO Phoneを利用可能にする考えを明らかにした。またVAIOも、日本通信とのパートナーシップにより、今後、パソコンや各種のモバイルデバイス、IoTまで、デバイスと通信をつなげるソリューションを提供していくと構想を語った。

【報道発表資料】
VAIO Phone誕生

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。

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