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「格安SIM」のデータ通信量が4月から増量へ、1000円で月間3GBが標準に

2015.03.18

Updated by Naohisa Iwamoto on March 18, 2015, 19:49 pm UTC

MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するいわゆる「格安SIM」の使い勝手が、4月1日を機に一段と向上しそうだ。主要4社が4月1日から高速データ通信量の増量を2015年3月18日までにアナウンスし、データ通信専用のプランでは月額1000円以下でも月間3GBの高速データ通信が利用できるようになる。

高速データ通信の増量をアナウンスしている主なMVNOのサービスは、インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJmio 高速モバイル/Dサービス」、フュージョン・コミュニケーションズの「楽天モバイル」、NTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」、IIJグループのハイホーの「hi-ho LTE typeD」。スマホ端末を含まないデータ通信専用のSIMで、いずれも月額1000円前後の基本的なプランの高速データ通信容量を、3月までの月間2GB前後から4月以降は3GB前後へと増加させる。

MVNO各社は2014年10月に、エントリー向けの月額1000円前後のプランで、それまでの月間1GBの高速データ通信容量を2GBへと増加させたばかり。半年が経過しただけで、高速データ通信の容量が3倍に増えたことになり、ユーザーの利便性は大きく向上する。大手3社の新料金プランでは、基本料金を除いたパケット定額料金だけでも、月間2GBで月額3500円。月間3GBのプランを用意するKDDIの場合に3GBで月額4200円であり、コストを抑えてスマートフォンなどの通信機器を運用できる。

●IIJmio 高速モバイル/Dサービス
データ通信専用SIMが月額900円の「ミニマムスタートプラン」で高速データ通信が可能なバンドルクーポンを月間2GBから3GBへ増量する。また、同月額1520円の「ライトスタートプラン」では4GBから5GBへ、同月額2560円の「ファミリーシェアプラン」では7GBから10GBへと増量する。

●楽天モバイル
データSIM(SMSなし)が月額900円の「2.1GBパック」が「3.1GBパック」へ変更。同月額1450円の「4GBパック」が「5GBパックへ」、同月額2260円の「7GBパック」が「10GBパック」へと変更になる。プラン名称の変更に伴い、高速データ通信の月間容量もプラン名称と同じく増量される。

●OCN モバイル ONE
データ通信専用が月額900円の「70MB/日」が「110MB/日」に、同月額1380円の「100MB/日」が「170MB/日」に名称変更し、それぞれ1日の高速データ通信容量も名称に合わせて増加する。新110MB/日の場合、30日の月に最大で月間3.3GBの高速データ通信が可能だ。また、月間の容量制限タイプでデータ通信専用が月額1100円の「2GB/月」は「3GB/月」へ、同月額1450円の「4GB/月」は「5GB/月」へと変更する。さらに500kbpsの通信速度制限がありデータ通信専用で月額1800円の「500kbps」コースは、月間の通信容量が7GBから15GBへと増加する。

●hi-ho LTE typeD
SIMのみコースで月額933円の「ミニマムスタート」が月間2GBから3GBへ、同月額1409円の「アソート」が月間4GBから5GBへ、同月額2838円の「ファミリーシェア」が7GBから10GBへと増量する。

【報道発表資料】
IIJ、「IIJmio高速モバイル/Dサービス」において高速通信用のデータ量を増量
楽天モバイル 月額料金は据え置きで高速通信容量を大幅増量
「OCN モバイル ONE」全コース、料金据え置きで通信容量を大幅拡大
「hi-ho LTE typeD」シリーズ「バンドルチャージ」増量のお知らせ

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。