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YouTube、広告なしの月額課金サービスを年内にも提供へ(米媒体報道)

YouTube with no ads? yes, if you pay an extra

2015.04.09

Updated by WirelessWire News編集部 on April 9, 2015, 14:50 pm JST

オンライン動画最大手のYouTubeが、早ければ年内にも広告なしの月額課金サービスを提供する予定だと、米国時間8日に米国の複数の媒体が報じている。

この話題を採り上げたBloombergによると、YouTubeはこの月額課金サービスについて計画を、同サイトで人気チャンネルを運営するクリエイターにあてたEメールのなかで説明したという。YouTubeは現在、広告売上を各チャネルの運営者とシェアしているが、新サービスでは加入者からの売上の一部も各運営者に分配されることになるという。

今回報じられた有料チャネル開設計画の背景には、競争が激化する人気クリエイターの奪い合いならびに買収から約9年が経過したYouTubeの売上拡大に向けた圧力の高まりという主にふたつの要因が考えられる。

3月下旬には、以前フールー(Hulu)のCEOを務めていたジェイソン・キラール(Jason Kilar)氏らが「Vessel」という一部の新しい動画配信サービスを立ち上げていた。同社にはアマゾン(Amazon)創業者のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏も資金を提供しているという。また今月はじめには、いわゆるYouTuberの代表格とされるメイクアップ・アーティストのミシェル・ファン(Michelle Phan)氏が外部の支援を受けてICONという自分のコンテンツ制作会社を立ち上げたことも話題になっていた。さらに、2月下旬にはWSJで、YouTubeの月間視聴者数が10億人規模まで増大しているものの、同サービス単体の年間売上は推定40億ドル程度で、いまだに黒字化していないとする話も報じられていた。

The Vergeでは情報筋の話として、YouTubeが新サービスでユーザー課金する代わりに広告なしで動画を配信することや、モバイル端末に動画を保存してオフライン状態でも観られるようにする機能などを提供する可能性があるとし、料金については月額約10ドル程度になる見込みとしている。なお、各チャネルの運営者に対しては有料サービスに動画を提供しない場合、各チャネルはプライベイト(非公開)とされるとする条件も示されており、一部の運営者からの反発も予想されるとされている。

【参照情報】
Google Plots New YouTube Subscription Service as Soon as This Year - Bloomberg
YouTube's paid subscription offering takes shape — and it's almost here -
Google prepares YouTube subscription plan - FT
Hulu vets launch Vessel, a premium mini YouTube with a price tag - CNET
Why Michelle Phan’s new network could reveal the future of the Internet - Fortune
YouTube: 1 Billion Viewers, No Profit - WSJ

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