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骸骨

イーロン・マスク氏、スティーブン・ホーキング氏、ノーム・チョムスキー氏らがAI兵器の禁止を要求

Pros and Cons: AI development and autonomous weapons

2015.07.28

Updated by WirelessWire News編集部 on July 28, 2015, 10:45 am JST

最先端の人工知能(AI)研究者、物理学者や哲学者、経営者などからなるグループが米国時間27日、AIを搭載する自律型兵器の禁止を求める国際連合あての書簡を公開。AI搭載兵器による戦争やテロ、国際的な政情不安など対する警鐘を鳴らしている。

この書簡には、理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)氏、テスラ(Tesla)創業者兼CEOのイーロン・マスク(Elon Musk)氏、哲学者のノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)氏、アップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)氏、スカイプ共同創業者のジャーン・タリン(Jaan Talinn)氏、グーグル(Google)が買収した英人工知能企業ディープマインド(DeepMind)のデミス・ハサビス(Demis Hassabis)CEOなど多数の著名人物が署名。

彼らは同書簡のなかで、AI技術を応用した兵器が今後数年で配備可能になるとの現状に触れながら、こうした技術により戦場における人間の負担が減る可能性を挙げると同時に、そのために戦争突入への敷居が低くなるとの可能性も指摘している。

また同グループでは、AI兵器について、核兵器に比べてコストが低く、部品の取得も用意であることから、安く大量に普及する可能性があるとして、それがブラックマーケットに出回ってテロリストや独裁者などに悪用されるのも時間の問題と警告している。

そのほか、AI兵器の開発がAI分野の研究に影を落とし、本来有益なAI研究への反発を生みかねないとし、人間のコントロールの範囲を越えた自律型兵器を禁止することでそうした状況に陥ることを避ける必要があると結論づけている。

【参照情報】
Autonomous Weapons: an Open Letter from AI & Robotics Researchers - Future of Life Institute
Musk, Hawking Warn of Artificial Intelligence Weapons - WSJ
Musk, Hawking, and Chomsky warn of impending robot wars fueled by AI - The Verge

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