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コムキャスト、最高10Gbps回線へのアップグレードを視野に

Comcast has a plan to upgrade DOCSIS 3 to DOCSIS 3.1

2015.08.25

Updated by WirelessWire News編集部 on August 25, 2015, 13:35 pm JST

米ケーブルテレビ最大手のコムキャスト(Comcast)が全米の加入者に提供するインターネット接続サービスについて、今後2〜3年間で大幅なアップグレードを計画しており、
このアップグレードでは、全米のユーザーに秒速1GBクラスの回線速度を提供することを目指しており、最高で秒速10GBのダウンロード速度を実現したい考えだという。同社幹部がFierceCableに対して明らかにした。

コムキャストのロバート・ハワルド(Robert Howald)氏という幹部によると、同社は現在運用中のDOCSIS 3(Data Over Cable Service Interface Specification)を今後DOCSIS 3.1へアップグレードする契約で、このためのトライアルを今年中に開始するという。この結果を踏まえて、同社は2016年中にアップグレードの作業を開始し、遅くとも3年以内に全米でのアップグレードを完了させる見込みだという。

FierceCableによると、DOCSIS 3.1の規格に基づいた接続では最高で10 Gbpsのデータ転送(下り理論値)が可能。また光ファイバーと同軸ケーブルを繰り合わせた既存のハイブリッド回線でも大多数の加入世帯に1Gbps程度の接続サービスを提供できるようになるという。

そのいっぽうで、コムキャストはすでにフロリダ州やカリフォルニア州など一部の地域で「Gigabit Pro」と呼ばれる秒速2GBの光ファイバーネットワークの展開中。ただし、最高で1000ドルの加入料が必要な上に、月額料金も300ドル程度とかなり割高なものとArs Technicaは記している。

約2250万世帯の加入者を擁するコムキャストでは、すでにインターネット接続サービスの契約者数が有料テレビサービスの加入者数を上回っている。またGoogle Fiberに刺激される形で、それまでアップグレードに消極的とされていた既存のケーブル事業者や電話会社の間でも、高速なブロードバンド・サービスを提供する動きが徐々に拡がりつつある。

なおコムキャストが1Gbps程度の接続サービスをどれくらいの料金設定で提供することになるかは現時点では明らかにされていない。

【参照情報】
Comcast: We'll cover our entire footprint with 10 Gpbs-capable DOCSIS 3.1 tech as soon as 2018 - FierceCable
Comcast planning gigabit cable for entire US territory in 2-3 years - Ars Technica
Comcast to cover entire US footprint with Gigabit Internet by 2018 - SlashGear

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