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ジェムアルトのIoTソリューション、先進的なM2M物流アプリケーションや車両管理を実現:ワイヤレス GPS 物流機器プロバイダーのDCTが採用

2015.10.02

Updated by Hitoshi Sato on 10月 2, 2015, 15:31 pm JST

ワイヤレス GPS 物流機器の主要プロバイダーである Digital Communications Technologies (DCT)は、車両物流の最新アプリケーション・スイートに IP ベースの高速接続を提供することを2015年9月に発表した。本ソリューションは柔軟性に優れ、車両の生産性や性能を高め、物流アプリケーションやスマート・パワートレインの運転や車両のセキュリティアプリケーションを改善する。運行管理オペレーターは、運転ルートや配送スケジュールの最適化、貨物の温度管理、安全運転の促進を簡単に行えるほか、盗難車両回収の際、車両の位置を迅速に特定することもできる。

ソリューションにはジェムアルトの Cinterion(シンテリオン) M2M モジュールを採用する。ジェムアルトはIoT ソリューション向けに、セキュアな M2M 接続と先進的な処理能力を提供する。ジェムアルトの Java搭載 M2M 技術では、各車両へ固有の IP アドレスを割り当てることができる。この IP アドレスにより、DCT は外部と通信可能な車両、つまりスマート車両アプリケーションとのセキュアな統合を実現する。ジェムアルトのソリューションは、運転者の ID、位置情報、加速度、時間、距離、走行方向変化、速度、衝撃、貨物の温度などの動的要素を、車両全体に組込まれたセンサからデータを収集する。収集されたデータはクラウドに送信され、そこで実用的なインテリジェンス情報へ変換され、セキュアなWebインターフェイスやモバイルアプリ経由でアクセスすることができる。

世界中で走っている車両は、多くのデータを持っている。あらゆるデータを収集していわゆるビッグデータとして活用してくことは、物流と車両管理の効率化と発展につながるだろう。物流と車両管理は大きく進化しようとしている。

DCT のマネージング・ディレクターである Ignacio Escallon氏 は、次のように述べている。「ジェムアルトの先進的なM2M ソリューションを活用することで、当社の最新 Syrus GPS は、単一の装置から幅広いアプリケーション用途に対応するために十分な柔軟性とパワーを備えることができます。当社では Syrusmart 車両アプリを開発するパートナー75 社以上を支援するため、革新的な機能の提供、およびセキュリティアプリケーションの拡充を図ってきました。長年にわたるパートナーであるジェムアルトには、当社が必要としていた技術とエンジニアリング上の専門知識を提供していただきました。」

また、ジェムアルト北米で M2M 販売部長を務める Juan Lazcano 氏は、次のように述べている。「ジェムアルトのCinterion(シンテリオン)Java M2M モジュールにより、DCT の装置はオープンソースの API を活用できるため、アプリ開発と統合を大幅に簡素化することができます。各実装に固有のソフトウェアやファームウェア、スクリプトを必要としないため、顧客は複雑で時間のかかる更新作業を行うことなく、迅速かつシームレスにソリューションの機能や能力を拡張可能です。」

 

【参照情報】
Gemalto’s IoT solution powers advanced M2M logistics applications and fleet management
DCT

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。