ユビキタスとマゼランシステムズジャパンが資本業務提携 IoTクラウドとリアルタイム高精度測位ソリューション融合目指す

2015.12.14

Updated by Asako Itagaki on 12月 14, 2015, 18:00 pm JST

株式会社ユビキタス(以下ユビキタス社)とマゼランシステムズジャパン株式会社(以下マゼラン社)は、「クラウドを活用した高精度位置測位ソリューション」の実現に関する業務提携に合意した。ユビキタス社のIoTクラウドプラットフォームと、マゼラン社の高精度衛星位置測位ソリューションを連携し、自動運転やモニタリングに必要な位置情報と各種センサー情報や映像情報などをパッケージ化して提供する。業務提携にあたり、ユビキタス社はマゼラン社の第三者割当増資を引き受け、6000万円の出資を行う。

マゼラン社は衛星測位技術のIPや要素技術、システムやアプリケーションを独自開発し、20以上の独自基幹特許を保有する。同社の「高精度マルチGNSS RTKソリューション」は、GPSだけでなくロシアの測位衛星システムGLONASSをサポートする。複数の衛星の信号と地上局からの衛星観測データに基づく補正信号を利用するRTK(リアルタイム・キネマティック)ソリューションで、センチメートル級の位置精度を実現する。また、同社の「高精度GNSS慣性航法システム(GNSS INS)」は、GNSS RTKモジュールと低価格MEMSセンサーを独自の運動検知・制御アルゴリズムを用いて組み合わせ、高精度の位置情報、速度、及び姿勢情報を提供する。

ユビキタス社は組み込み機器向けを中心としたソフトウェアの開発・ライセンスを行う。2011年からIoTサービスプラットフォーム開発に取り組んでおり、デバイスとアプリケーションをクラウドで連携してIoT化を実現するプラットフォーム「Dulchymia(ダルミキュア)」を提供している。これとマゼランの移動プラットフォーム向け高精度自動運転・制御技術を組み合わせた「リアルタイムクラウド対応高精度測位ソリューション」で、ドローンや様々な移動機器、車両などの運転制御やセンシングを通じた測量など、より精度の高い「モノ」の位置情報の利活用とシステムの円滑な導入を実現する。

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【報道発表資料】
ユビキタス社、マゼランシステムズジャパン社と資本業務提携、 クラウドを活用した高精度位置測位ソリューションの実現で合意 ~ドローンや農業機器などの自動運転・精密農業を実現するソリューションを 共同展開~

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。

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